よくある刑事弁護士への相談の例
夫が新宿駅の痴漢で新宿署に検挙された。
夫が新宿駅で、痴漢をしてしまいました。
東京都の迷惑行為防止条例違反で、新宿警察署に取り調べを受けた後、釈放されることになりました。私が身元引受人となり、先ほど、一緒に荻窪の自宅に帰ってきたところで、夫は仮眠をとっています。そのため、私が夫から聞いた話をお伝えします。
昨日の晩、22時半過ぎ、夫は会社の飲み会でビール生2杯と日本酒1合を飲み、軽く酔った状態で神田駅からJR中央線に乗り、家路につきました。電車が御茶ノ水駅に着くともっと多くの人が乗車して満員状態になり、夫は女子大生くらいの年頃の女性と密着する形になり、手がお尻に触れてしまったそうです。
夫はとっさに「触っていちゃいけない」と思ったものの、お酒の影響でいつもと比べると気が大きくなっていて、そのままにしてしまったとか・・・。その後、新宿駅到着の直前で女性に「やめてくれませんか?」と言われ、駅で電車を降ろされ、警察官数名が来て検挙されたそうです。
夫は警察に、「触ってはいけないことはわかっていたけど触ってしまった」という話をして、釈放されましたが、今後、処罰を受ける可能性があると警察から聞きました。
相手の女性の迷惑も考えないで痴漢行為をした愚かな夫に腹が立ちます。でも、小学校6年生の娘の将来を考えると、夫が痴漢で前科者になることは避けたいです。娘が知って心に傷を負うこと、人に知れてしまって娘が中傷されることは絶対に避けたいです。
弁護士さん、前科がつかないように動いてもらうことはできませんか?
刑事弁護士からの一行回答
本件では、刑事弁護士を立てれば、前科がつかないように、ご主人の有利になる弁護活動を受けることができます。
迷惑行為防止条例違反の痴漢事件は、相手方と示談が成立すれば不起訴処分に、相手方と示談が成立しなければ罰金刑になるケースが多いです。不起訴処分になれば、ご主人に前科は付きません。
刑事弁護士が事件に介入すれば、捜査機関から被害者の連絡先を教えてもらい、本人に代わって被害者に謝り、示談を成立させることができます。示談で不起訴処分を得るためには、担当の検事が終局処分を行う前に示談を成立させる必要があります。
また、刑事弁護士との個別相談では、「痴漢で検挙された場合は必ず前科が付くの?」「痴漢の前科が付いた場合のデメリットは?」「痴漢で示談をする場合のメリットは?」といった疑問を解消することができます。