よくある刑事弁護士への相談の例
夫が品川駅の痴漢で高輪署に逮捕された。
会社員の夫が、痴漢をした容疑で警察に逮捕されました。場所は品川駅で、今も高輪警察から帰ることができずにいます。
夫は品川にある医療関係の電子機器の輸出入と販売を専門に扱う商社に勤めています。毎朝8時頃に家を出て、自宅の最寄り駅である大森からJR東海道本線に乗って通っています。
夫は温厚な性格の人です。息子の面倒をよく見てくれますし、会社では課長代理として年下の人から慕われています。それだけに、高輪署の人から「ご主人を痴漢の疑いで逮捕しました」と聞いたときは、驚くばかりでした。信じられない思いです。
具体的にどんな痴漢行為をしたか、夫は痴漢をしたことを認めているか、という点について、警察の人は「捜査中なので詳しいことは話せません」というばかりで、教えてくれませんでした。ただ、10日から20日の間は出られない見込みだという話は聞くことができました。
でも、それだけ長い期間、通勤できないとなると、夫は会社を解雇させられてしまいます。だから、今、非常に困っています。本日については、私が夫の会社に電話して「主人は体調が悪く、喉を痛めて声が出ません」と伝え、休みをもらいましたが、この先、どうしたらいいか、わからなくて途方に暮れています。
夫が本当に痴漢をしてしまったのか、そうではないのかわかりませんが、どちらだとしても、夫が早く警察署を出て、会社勤めできるようにならないか相談したくて、痴漢事件に強いという、こちらの弁護士事務所に相談したいと思っています。
このような事件で弁護士さんは、どのような対策や対応をすることができるのでしょうか?教えてください。
刑事弁護士からの一行回答
本件のように、痴漢の容疑で逮捕されてしまった場合は、刑事弁護士を立てて対応すれば、ご主人を一日でも早く留置場から釈放すべく、身体解放に向けた弁護活動を受けることができます。痴漢事件で逮捕されてしまった場合でも、弁護活動によって、逮捕・勾留の期間を短くすることができます。
本件のように、「10日も20日も勾留されているわけにはいかない」「会社に出ないと懲戒解雇されてしまう」等の事情がある場合は、刑事弁護士を立てることで、留置場からの釈放が実現されるケースも多いです。
また、本件のように、「罪を認めているのかどうかもよく分からない」という場合は、私たちの事務所の初回接見サービス(弁護士を警察署に派遣するサービス)を使うことで、本人と面会した弁護士から、本人の言い分や事件の現状を聞くことができます。
刑事弁護士との法律相談では、ご相談者の痴漢事件に関して、「痴漢で逮捕された後の流れはどうなるの?」「痴漢の前科が付いた場合、結婚や就職はどうなるの?」「痴漢で罰金刑になる場合は、罰金額の相場はあるの?」といった疑問を解消することができます。