よくある刑事弁護士への相談の例
息子が渋谷駅の痴漢で渋谷署に逮捕された。
都内の有名大学に通う息子が東急田園都市線を使って通学中、渋谷駅で、痴漢の罪で逮捕されました。
息子は、自宅がある二子玉川から学校がある表参道まで通学しているのですが、この日もいつもどおりに朝8時半頃、自宅を出発しました。夜は遅くても10時には帰ってくるのですが、この日は「帰りが遅いね」と主人と話をしていました。
すると、ちょうど渋谷警察署から電話があり、息子が痴漢をして逮捕されていることを知りました。電話で話した警察官からは「明日は土曜日なので、面会ができるのは月曜日から」と言われています。
息子はこのまま渋谷警察署に逮捕されたまま週明けを迎えるのでしょうか?というのも、息子は大学4年生で、銀座にある某大手企業に内定を決め、先週、就職活動を終えたところでした。だけど、このまま逮捕が長引けば、会社や学校に痴漢したことがバレてしまい、内定が取り消され、最悪の場合は、学校も退学になってしまうのではないかと恐れています。
息子はこれまで、前科や逮捕歴もなく、学校や校外でトラブルを起こしたことがありません。中学校時代はバスケットボール部のキャプテンを勤め、チームをまとめていました。大学に入ってからも、ミニバスのサークルを立ち上げるなど、精力的に活動をしています。
また、もしかしたら、今回の件はよく聞く痴漢冤罪なのではないかとも心配しています。今のままだと何も事情が分からず、これからどうしたら良いのかと途方に暮れているところです。どうしたらいいでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
本件では、刑事弁護士を立てれば、弁護士を通じて、ご子息の現状や事件の状況を知ることができます。刑事弁護士であれば、土日祝日関係なく、いつでもご子息と面会することができるからです。
私たちの事務所では、「初回接見」という刑事弁護士を警察署に一回限りで派遣するサービスを行っています。初回接見の制度を使えば、担当の刑事弁護士を通じて、本人の言い分や置かれている状況を知ることができます。
刑事弁護士は、一般の方と異なり、土日や夜間でも逮捕されている人と面会をすることができます。また、「内定を取り消されたくない」「退学になりたくない」というのであれば、刑事弁護士に示談を一任するのがベストです。
この種のケースは、示談が成立すれば、事件は不起訴処分で終了し、前科が付かない場合が多いです。