ここでは、あなたの通話履歴は刑事事件で捜査されるかについて見てみましょう。
あなたの刑事事件について捜査が行われる場合、捜査のため必要がある限り、あなたの通話履歴は捜査機関に開示されてしまいます。
たとえば、あなたが共犯者の1人であると疑われ、あなたは他の共犯者との間で犯罪の「共謀」を交わした事実を否認しているとします。
そして、捜査機関は、あなたが共犯者と共謀を交わした方法について、メールまたは電話で意思を連絡したと疑っています。
この場合、捜査機関はあなたから押収した携帯電話をもとに、電話会社に対して、該当する前後の日時におけるあなたの通話履歴とメールの履歴とを照会します。
そして、電話会社はこれに対して、通話の日時と相手方、またメールの内容と日時・相手方を回答するのが通常なのです。
このように、あなたの通話履歴は、刑事事件の捜査に必要がある限り、捜査機関に開示されてしまうのです。