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ここでは、暴行罪はどのような刑事事件（犯罪）なのかについて見てみましょう。
暴行罪は、人に対して暴行を加えた場合であって、人を傷害するに至らなかったときに成立します。
法定刑は、２年以下の懲役もしくは３０万円以下の罰金または拘留あるいは科料です。
暴行罪における暴行は、人の身体に対して不法に物理的な力を行使することをいいます。
代表例は、殴る、蹴る、投げ飛ばす、突くなどがあります。
ただし、身体に直接接触する場合に限らず、身体に向けて暴力を振るったものの当たらなかったという場合も、暴行に当たります。
過去にあった例としては、狭い４畳半の室内で日本刀を鞘から抜いて振り回す行為も、暴行罪となるとされています。
暴行の結果、人に傷害を負わせたときは、傷害罪が成立して、暴行罪はそれに吸収されます。
警察沙汰になって逮捕や呼出しを受けても、必ず前科がつくわけではありません。多くの刑事事件は、警察沙汰になっても正しく対処すれば前科が付かない結果を得ることができます。前科が付かなければ、今まで通りの暮らしに戻れるケースが多いです。
逮捕されてもすぐに釈放されたり、そもそも逮捕されなければ、元の生活に戻りやすくなります。事件が職場にバレるのは、逮捕後に長期間の身柄拘束を受けて無断欠勤が続いてしまう場合や、事件が起訴され裁判沙汰になりマスコミに実名報道されてしまう場合などです。逆に言えば、早期に釈放され不起訴で裁判沙汰にならず解決できれば、職場に事件を知られてクビになるリスクはかなり低くなります。
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