[質問]
刑事事件を起こしてしまいました。弁護士を付けずに自分で示談交渉を進めようと思いますが、その場合の注意点やデメリットを教えて下さい。
[回答]
刑事事件の被害者との示談交渉を自分で進める場合、まずは感情的にならず冷静に交渉を進めることに注意が必要です。この点、被害者は加害者に対して何らかの被害感情を持っていることが通常ですから、加害者が自分で冷静な話し合いを実現することは難しく、これは自分で示談交渉を進めるデメリットといえます。
また、示談金の額や具体的な個々の条項について、適正な内容の示談を成立させることに注意が必要です。この点、示談金の相場や条項の有利不利といった事柄については、専門家である弁護士でなければ的確な判断が困難ですから、これも自分で示談交渉を進めるデメリットといえるでしょう。