よくある刑事弁護士への相談の例
北千住駅近くのコンビニで店員を暴行した。
私の息子が足立区にある北千住駅近くのコンビニで暴行事件を起こしたため、3日前に息子は千住警察署で取調べを受けました。
警察から連絡を受けた私が身元引受人となり息子は帰宅が許されましたが、後日また呼び出しをするのでその時は必ず出頭させるよう警察の人から言われていますので、そのことでご相談させてください。
私たち家族は、北千住駅から徒歩で10分くらいのところに住んでいて、息子は都内の私立大学に通う4年生です。今回の事件の概要について息子から聞いた話を元にご説明致します。
息子は1週間前の学校帰りに友人らとそのコンビニに立ち寄り、お菓子などを購入して店の出入り口付近で食べていたところ、中から男性の店員さんが出てきて、「他のお客様の邪魔になりますので別の場所に移動していただけませんか。」と言われたそうです。それで、息子たちもそこから1メートルくらい移動し、そこでまた食べはじめたらしいのですが、またすぐに「ここも邪魔ですから。」と言われ、乗ってきた自転車などを敷地内から勝手に動かされたそうです。
もちろん素直に従えばよかったですが、ただその男性店員の言い方が気に食わなかったらしく、息子は店員の胸ぐらを掴み、持っていたペットボトルの水を店員の頭にかけ、その場を立ち去ったそうです。
息子はそのことがあってから数日後、再びそのコンビニに立ち寄り立ち読みをしていたところ、警察官がやって来て、警察署に連行されました。息子の行為は店外の防犯カメラにもしっかり映っていたため、息子も暴行を認める内容の調書を作成したと聞いています。
私は息子の親として店員さんには直接謝罪をしたいと思っているのですが、警察の人から「今後、コンビニには絶対行かないように。」と言われました。どうしたらいいのでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士に事件を相談すれば、ご相談者の暴行トラブルに関連して、ご相談者が置かれている状況や今後の捜査の見込みを知り、今後の取るべき対策について的確なアドバイスを受けることができます。
ご相談者のご子息が行った「店員の胸ぐらを掴み、持っていたペットボトルの水を店員の頭にかけた」行為には、暴行罪が成立します。
警察からは「今後、コンビニには絶対行かないように。」と言われた、とのことですが、これはトラブルの発展を防ぐ意図だと思われます。暴行の被害者と加害者は、事件後に再会して、よりトラブルを複雑にすることがよくあります。
店員に対し、穏便に謝罪をしたいのであれば、代理人として刑事弁護士を選任する方法があります。刑事弁護士であれば、代理人の立場で冷静に対処することができます。相手方も、代理人である弁護士に対して逆上する人はまずいません。
結果として、示談もスムーズにまとまることが多いです。