よくある刑事弁護士への相談の例
西船橋駅で暴行した件を示談で解決したい。
大学生の息子が暴行で訴えられました。もう成人しているので、大人と同じように、刑事事件として取り扱われているようです。
息子は、3週間くらい前の日曜日の午後10時ごろ、西船橋駅の改札付近で友人数名と酔っぱらって騒いでいた際に、煩さに見かねた60代くらいの男性から注意をされたそうなのです。
息子は因縁をつけられたと憤慨し、「うるせー。」と言い返しました。周りの友人たちは「やっちまえー。」などと息子を煽っていたようです。男性は、「駅で騒ぐな。いい年をして他人の迷惑を考えることもできないのか。」とお説教をされました。
延々と続くお説教に腹を立てた息子は、「だからうるせーって言ってるだろ。」と相手の胸ぐらを掴み振り回したそうです。その後、息子は、駅員さんの通報によりやってきた警察官に警察署へ連行されました。
翌朝、警察から電話が掛かってきたときは頭が真っ白になりました。息子を迎えに行き、事情を聞いた時には、情けなさに涙が出そうになりました。相手の方の言い分はもっともですし、息子に非があるのは明らかです。酔いがさめた息子は帰り道で「お母さん、迷惑かけてごめんなさい。しばらく酒は控えるよ。」と反省しておりました。
警察からは「また話を聞きたいので連絡します。」と言われています。
身勝手な言い分で申し訳ないとは思いますが、息子は現在、就職活動中で、第一志望の会社からも内定をいただいております。このことが公になったら、内定が取り消されたり、就職に不利になってしまうのではないかと気が気ではありません。
どうにかして穏便に事件を解決したいと考えています。こういった場合はどのようにしたらいいのでしょうか。
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士を立てて対応すれば、ご相談者のご子息が西船橋駅で起こした暴行事件に関連して、トラブルを穏便に解決することができます。
ご相談者のケースように、「どうにかして穏便に事件を解決したい」という事情がある場合は、刑事弁護士を立てて示談交渉を進めるのがベストです。刑事弁護士であれば、憤慨する暴行の被害者との交渉にも慣れており、素人が示談交渉を進める場合と比べて、高い確率で示談がまとまります。
ご相談者のケースでは、被害が比較的軽微な事件ですので、そのまま放置しても刑事処分を受けない可能性が十分にあります。ただ、確実とまでは言えません。確実に刑事処罰を受けないようにするためには、示談を締結する方が安心です。
刑事弁護士を選任し、示談交渉を進めた結果、相手方から許してもらうことができれば、ご子息は、まず刑事処罰を受けることはありません。刑事弁護士が間に入ることで、示談成立の結果を適切に刑事処分に反映させることができます。
その他、刑事弁護士との法律相談では、「暴行の示談金の相場はいくら?」「暴行の示談書の書き方は?」「暴行の損害賠償金と慰謝料と示談金の違いは?」「暴行の罰金額と示談金の関係は?」といった疑問を解消することができます。