よくある刑事弁護士への相談の例
秋葉原駅で暴行した件を示談で解決したい。
先日、秋葉原で暴行事件を起こしてしまいました。その件で、弁護士さんに相談させてもらいたいと思っています。
先週金曜日のことになりますが、私が秋葉原駅の改札前で友人を待っていたところ、近くにメイドコスプレをした女の子がやってきたので、悪いなと思いつつもチラチラ眺めていました。
すると反対側からガラの悪そうな大学生くらいの男がやってきて「何見てんだよ。」と因縁をつけてきました。私は太り気味でメガネをかけていたので気弱なオタクだと思われたのでしょう。「あいつ、すごい見てるぜ。金とれよ。」とメイドコスプレの女の子にも絡んできました。
知り合いというわけでもなかったようで女の子もガラの悪そうな男に困惑していました。やがて女の子は逃げるように駅をでていってしまいました。「お前みたいなキモいデブごめんだってよ。」と言われて小突かれました。「やめてください」と言ったところ「あー。オタクが口答えするのかよ。キモいオタクが。」と怒鳴られました。
私は頭に血が上り、思わず持っていたペットボトルの水を相手にぶっ掛けてしまいました。「何すんだよ」と相手が掴み掛ってこようとしたところで、双方駅員さんに取り押さえられ駅員室へ連れていかれ、やがて警察官がやってきて万世橋警察署に連れていかれてしまいました。
調書をとって家に帰ってくることはできましたが、私のしたことは暴行罪に当たるそうです。
私が悪いのかと腑に落ちないのですが、私はモバイル広告の会社を経営しており、上場間近のため、これ以上煩わしい思いをしたくないので穏便に事件を解決したいです。
示談をして終わりにしたいのですがどのようにしたらいいのでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士を立てれば、ご相談者が秋葉原駅で起こした暴行事件に関連して、相手方との示談交渉をスムーズに進めることができます。
ご相談者のケースでは、相手方と示談が成立すれば、まず間違いなく不起訴処分を得ることができます。不起訴処分になれば、前科は付きません。
この点、見知らぬ相手との刑事事件において、示談交渉を進めたい場合は、刑事弁護士を立てて対応するのが通常です。警察は、刑事弁護士にしか相手方の連絡先を教えないことが多いからです。
また、相手方としても「弁護士が間に入るのであれば話を聞いてもよい」という人が多いです。刑事弁護士を間に入れることで、示談交渉の場で再び喧嘩が始まって、深刻なトラブルに発展することを未然に防ぐことができます。
暴行罪や傷害罪の事件においては、お互いに感情的になっているケースが多く、示談交渉をスムーズに進めるためには刑事弁護士を立てるのがベストです。ご相談者の場合は、会社経営の事情もありますので、暴行トラブルの示談交渉に慣れた弁護士をお探しになることをお勧めします。