よくある刑事弁護士への相談の例
京都駅で暴行した件を示談で解決したい。
京都駅で暴行事件を起こしてしまいました。お恥ずかしい話ですが相談に乗ってください。
先日、東京発ののぞみに乗って京都に行きました。駅に到着して、京都駅の新幹線乗り場のキヨスクを眺めていたところ大きなカバンを持った男が無理やり割って入ってきました。
転びそうになった私は「ちょっと。危ないじゃないか。」とその男に注意しました。男は「うるさいな」と言って立ち去りました。数分後また男がやってきて大きなカバンがぶつかりました。
「さっきから迷惑なんだが。」と注意したところ、男が近くにやってきてカバンを押しつけてきたので、邪魔に思った私はぶつかってきた男のカバンを押しのけました。すると運悪く男がバランスを崩して転びました。
男は転がったまま「蹴った。今蹴っただろう。」と言いがかりをつけてきました。靴の後もついてないのに何を言っているのだこいつはと腹が立ってきてついつい「嘘言ってるんじゃねーぞ。」と相手の胸ぐらをつかんで引き起こしました。
騒ぎを駆けつけた駅員の方に連れていかれて、やってきた警察官に警察署に連行されました。蹴っ飛ばしたという相手の言い分は認められなかったようですが、胸ぐらをつかんで引き上げたことが暴行に当たるそうです。本当に馬鹿なことをしました。
私はある専門職の資格をもっており、このことが公になれば不利益に取り扱われる可能性が高いです。ですので、なんとか穏便に事件を終わらせたいのですが、そういった場合はどのようにしたらいいのでしょうか?
ネットで調べたところ、示談がよい方法みたいなのですが、示談をすればどこまで解決しますか?
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士を立てて対応すれば、ご相談者が京都駅で起こした暴行事件を、穏便に解決することができます。ご相談者のケースでは、相手方と示談が成立し、不起訴処分を得ることができれば、まず間違いなく不起訴処分を得ることができます。不起訴で終われば、前科は付きません。
示談を締結すれば、民事事件的にも事件は解決します。示談とは、賠償金を支払って当事者間の債権債務関係をすべて清算する行為をいうからです。示談が成立すれば、後日、本件の暴行事件に関連して、新たな損害賠償を請求されることはありません。
つまり、示談を締結することで、お金の問題を解決し、同時に前科が付かないという結果を得ることができるのです。その意味で、刑事事件において、刑事弁護士を立てて締結する示談は、一石二鳥といえます。
その他、私たちの弁護士相談では、示談書の内容のチェックを行っています。そのため、弁護士相談を受ければ、「暴行トラブルを起こしてしまった。示談は自分で行ないたいのだけど、示談書の書き方が正しいのか不安だ。示談書のサンプルを入手し、示談書の内容をチェックしてもらいたい。」といった悩みを解消することができます。