よくある刑事弁護士への相談の例
大阪駅近くの歩道上で見知らぬ人を暴行した。
私は、大阪府大阪市に住む会社員です。職場は大阪駅から徒歩10分くらいの場所にあり、通勤にはいつもJR線を利用しています。
2日前の23時頃、仕事が終わりいつものように帰宅のために大阪駅に向かって歩いていたところ、歩道上にいた20代前半くらい男性と肩がぶつかってしまい、「すまんな。」と一言だけ言ってその場を立ち去ろうとしました。しかし、相手は何が気に入らなかったのか因縁をつけ、私にしつこくつきまとってきました。
私が「さっき、謝ったやないか。わざとやないんやから、ええかげんにせえや。」と言っても相手は聞き入れず、あまりにもしつこかったため、私も苛立ち、わき腹あたりを結構強めに2発拳で殴ってしまいました。
すると、駅周辺を見回り中だった警察官2名がもめている私たちに気づき、そのまま曽根崎警察署に連行され、別々に取調べを受けました。「相手の男性には怪我はない。」と聞いていますが、「相手が病院に行って診断書を持ってきた場合には傷害に切り替わる。」と言われました。
もしそうなったら、家族や会社にも迷惑が掛かってしまいますし、理由がどうであれ殴ってしまったことについてはきちんと謝罪をしたいと思います。ただ、相手の連絡先も一切知りませんので、こういった場合弁護士さんを通せば相手方との対応もしていただけるのでしょうか?
暴行事件は初めてのことなので、何もわかりません。これ以上事が大きくならずに済むようにしたいというのが一番の望みです。
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士に弁護活動を依頼すれば、ご相談者の暴行事件を、穏便かつ円満に解決できる可能性が高まります。
ご相談者の事件は、診断書がなければ暴行罪で、診断書が提出されれば傷害罪で捜査されることになります。見知らぬ人との喧嘩でも、刑事弁護士を立てれば、相手方の連絡先を入手できるケースが多いです。連絡先が分かれば、弁護士を通じて、相手方と示談交渉を進めることができます。
ご相談者の事件は、示談がまとまれば、まず確実に刑事処罰が下されることはありません(但し、執行猶予中であるとか、前科が複数ある場合を除く)。詳しくは、私たちが主催する刑事弁護士相談で、担当の刑事弁護士から直接聞くことができます。