よくある刑事弁護士への相談の例
梅田駅近くのロータリーで他の乗客を暴行した。
私は、大阪府阿倍野区に住む会社員です。昨日、思わぬことで当事者になってしまった暴行事件のことで相談したいです。
私の会社は梅田駅の近くで、通勤にはいつも地下鉄御堂筋線を利用しています。最近、会社で大きなプロジェクトの責任者を任されていることから、仕事が終えて帰る頃には終電時間を過ぎていることともしょっちゅうで、そんな時はいつも自宅までタクシーを利用しています。
昨日も会議のための資料を作成していて気付いた時には午前1時を過ぎていました。私は、「タクシーで帰るしかないな。」と思い、梅田駅近くのタクシー乗り場に急いで行きました。昨日は雨だったためかタクシー待ちで並んでいたので、私も順番を待っていました。そして、次が私の番という時に、急に私の前に割り込んできた若い男性がいました。私も仕事で疲れ早く帰宅したいという気持ちもあり、「ちょっと、並んでますが。」と私が言うと、相手は酔っていたようで私の言うことに耳も傾けず無視していました。
私は、すかさず相手の肩を掴み振り向かせました。すると、相手は「何すんだ。」と言いかえしてきたため、私が「ちゃんと並んでください。」と再度言うと、「すぐ来るから別にいいだろう。」と相手は順番を無視して乗るつもりでいたため、私は相手をおもいきり突き飛ばしてしまいました。相手は私が押した拍子で倒れてしまい、相手はすぐに携帯で110番して「暴行された。来てくれ。」などと言って、警察を呼びました。
その後、私は曽根崎警察署で取調べを受け、家族に迎えにきてもらい帰宅しました。
私は暴行事件の被疑者という扱いになっています。今後どうしたらいいのでしょうか?弁護士さんをつけたら事件は解決しますか?前科がつくのは絶対に困ります。
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士を立てて対応すれば、ご相談者の暴行トラブルに関して、捜査機関や相手方に対して適切に対応し、前科がつかないようにすることができます。
ご相談者は現在、暴行事件の被疑者という扱いになっていますが、後日、相手方より診断書が提出されれば、傷害罪の被疑者になってしまいます。
「前科がつくのは絶対に困る」という場合は、示談を進めるのが無難です。ご相談者様のケースでは、特段の事情がない限り、示談が成立すれば、まず確実に起訴されることはありません。不起訴処分で事件が終われば、ご相談者に前科は付きません。
この点、刑事弁護士を立てて対応すれば、暴行の相手が見知らぬ通行人でも、捜査機関から相手の連絡先(電話番号)を入手できるケースが多いです。そのため、ご依頼者は、刑事弁護士を通じて、無事に示談交渉を進めることができます。
個別事件に関するより詳しい対応は、私たちが主催する刑事弁護士相談で聞くことができます。また、弁護士との個別相談では、「暴行の意味は?」「暴行罪と傷害罪の違いは?」「暴行で逮捕されるケースとは?」といった疑問も解消することができます。