よくある刑事弁護士への相談の例
名古屋駅近くの地下道で口論になった相手を暴行した。
昨晩のことなのですが、実は、私は名古屋駅近くの居酒屋で会社の同僚と飲んだ帰り道の途中で若い男性2人と口論になり、彼らに暴行を働いてしまいました。
私の自宅は名古屋市千草区で、地下鉄東山線に乗って帰るために地下道を通って対向車線の名古屋駅側にでようとしていたところ、目の前に20代の若い男性二人が道を妨げるような状態で座りこんでいました。
他の通行人は無視して通り過ぎていましたが、私はどうも世話焼きな性格のせいか、「君たち、こんなところにいたら邪魔だから、どきなさい。」と注意しました。しかし、彼らは「はぁ?うっせいんだけどくそじじい。」みたいなことを言って立ち退こうとしませんでした。もちろん、彼らの見た目からしてもそう言ってくることは想定範囲内でしたので、ここで折れるわけにはいかないと思い、冷静に注意していました。しかし、彼らは私の言うことを聞くどころか逆ギレして、ついには誰が見ても口論しているような状態になってしまいました。
私も少しお酒を飲んでいたせいか、つい熱くなってしまい、彼らの太ももあたりを蹴り飛ばしてしまいました。その後、誰かの通報によってかけつけた警官に取り押さえられ、私は中村警察署で取調べを受けました。
私は、昔からつい熱くなると手を出してしまうくせがあり、10年前にも一度、暴行か傷害事件で刑事処分を受けています。その時は確か、罰金を20万払ったと思います。刑事処分を受けてからは極力気を付けて行動していたのですが、本当に情けないです。
前回のこともありますので、今回は更に罪が重くなってしまうのではないかと心配です。昔と異なり、今は私も責任のある立場ですので、何とか穏便に済ませたいと考えています。
刑事弁護士からの一行回答
本件においては、ご相談者の「相手の太ももを蹴り飛ばす」行為には、暴行罪が成立します。後日、相手方が診断書を提出すれば、傷害罪に発展する可能性があります。
ご相談者は、「今は私も責任のある立場ですので、何とか穏便に済ませたいと考えている」ということですが、この件を穏便に済ませるのであれば、暴行の相手方と示談の話し合いを進めるのが一番です。
この種の案件では、示談が成立すれば、まず確実に刑事処分は下りません。10年前に同種犯罪で罰金前科があったとしても、示談が成立し、相手方許してくれれば、まず大丈夫です。
より詳細な対応方法については、私たちが主催する刑事弁護士相談で、担当の刑事弁護士から直接聞くことができます。「暴行罪の慰謝料はいくら?」「暴行罪では逮捕されるの?」といった疑問も解消することができます。