よくある刑事弁護士への相談の例
痴漢で保釈が認められるケース
電車の中で痴漢をして逮捕され、強制わいせつの罪で起訴されました。保釈の件で相談できる弁護士さんを探しています。
起訴された痴漢の内容は、目の前に立っていた女性のスカートの中に手を入れ、パンティの脇に指を這わせ、性器を直接触ろうとしたというものです。
私はこれまで逮捕や起訴されたことはなく、身柄を拘束されるのは今回が初めての経験です。痴漢をしてしまった身なので留置場の生活にも耐えないといけないのですが、仕事や家族のことが気がかりなので、保釈で外に出られるなら早く保釈で外に出たいと思っています。
刑事の取り調べに対しては、逮捕の直後から素直に自分の容疑を認め、調書の作成や犯行再現にも協力してきました。また、今回以外に痴漢はやっておらず、余罪はありません。余罪がないことは、刑事も検事も納得してくれています。
被害者の女性とは面識がなく、たまたま電車に居合わせた人です。女性は、起訴までは会ってくれませんでしたが、起訴の直後にようやく弁護人と会ってくれて、示談に応じて私のことを許してくれました。
私には同居する両親と妻がおり、定期預金を崩せば何百万円という保釈金も十分に用意できると思います。妻も両親も、私の生活を監督することを約束してくれています。私の勤務先は小規模な会社で、私の欠勤によって人手が足りなくなっていると聞いています。社長は、「クビにはしないから早く戻ってきてほしい」と言ってくれています。
私の保釈のために動いてくれる弁護士さんに、これからのことを相談したいです。
刑事弁護士からの一行回答
強制わいせつ罪の痴漢で逮捕・勾留され、そのまま起訴された場合は、保釈が認められるまでは留置場で生活しなければなりません。この点、捜査の早い段階で刑事弁護士を立てて対応すれば、起訴された直後に保釈を請求することができる等、比較的スムーズに保釈を獲得することができます。
本件においては、「逮捕の直後から一貫して容疑を認め反省していること」「余罪がないこと」「被害者と示談が成立していること」「初犯で執行猶予付きの判決が認められること」「同居の家族が保釈後の生活の監督を約束していること」「定職があること」等の事情が考慮され、極めて高い確率で保釈が認められるでしょう。
また、刑事弁護士との法律相談を受ければ、「痴漢のケースの保釈金の相場は?」「痴漢事件で保釈されるまでの流れは?」「痴漢事件の保釈の要件は?」「痴漢事件ではどのような保釈条件が付くか?」などの疑問を解消することができます。