よくある刑事弁護士への相談の例
彼氏が強盗強姦罪で渋谷署に逮捕された。
私は東京都内に住む会社員です。実は、今日、私の交際相手の男性が、渋谷署に強盗強姦の容疑で逮捕されました。
彼は今朝早くに、電話をかけてきて「もしかしたら逮捕されるかもしれない。もし逮捕されたら弁護士をつけてほしい。」とだけ言って電話が切れました。その後、何度かけても電話がつながらず、私は手当り次第弁護士事務所に電話をかけ、警察署まで行ってくれる弁護士さんを探して、面会してきてもらいました。
弁護士さんから聞いた逮捕の理由はこうです。彼の仕事は保険外交員なのですが、仕事で訪れたことのある、渋谷区内で一人暮らしをしている女性のマンションに金銭目的で深夜侵入したそうです。財布を見つけて現金を抜き取ろうとしたところ、女性が物音に気付き起きたため、彼は女性に大声を上げられると困ると思い、近くにあったタオルで口をふさぐように縛り、手を縛ったそうです。
しかし、それだけでなく、女性が下着姿の恰好だったことから急に犯したい気持ちになり、彼はその女性に性的暴行を加えたうえで財布ごと盗み、逃走したらしいのです。その直後、女性が警察に被害を通報し、彼の顔を覚えていたことから逮捕になったようです。
その弁護士さんからは「これは、裁判員裁判の対象事件になります。」と言われました。裁判員裁判は重大事件の場合が対象となっていることくらいは知っていますが、彼がしたことはどれくらい重い罪なのでしょうか。彼の罪が少しでも軽く方法はあるのでしょうか?
私も混乱していて、もうどうすればいいのかわかりません。
刑事弁護士からの一行回答
強盗強姦罪は、法定刑の下限が7年の重たい犯罪です。法律上は「強盗が女子を強姦したときは、無期又は7年以上の懲役に処する。」と定められています。刑事弁護士を立てて、被害者と示談を成立させることが出来れば、彼が受ける刑事処分は(示談が成立しなかった場合と比べて)軽くなります。
また、刑事弁護士との個別相談を受ければ、今回の強盗強姦事件に関して、「そもそも強盗強姦罪の成立要件は?」「強盗強姦罪で保釈は認められる?」「強盗強姦罪の刑罰の重さは?量刑では何が考慮される?」「強盗強姦罪で刑務所に入るとして、懲役何年くらいが予想される?」といった疑問を解消することができます。