よくある刑事弁護士への相談の例
痴漢の保釈金の相場はどれくらい?
息子が、JR埼京線の電車で痴漢をしたとして、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反の容疑で逮捕・起訴されています。
息子は平成25年6月のある朝、池袋から新宿方面に向かう上り電車の1両目に乗っていました。同じ車両に乗っていた女子高生に近づき、制服のスカートの裾から手を入れて下着の上からお尻を触ったそうです。新宿駅についた途端、女子高生に腕を掴まれ、新宿駅の駅員室に連れていかれました。
これで3回目の逮捕になります。もう病気なのかもしれません。1回目は30万円の罰金を、2回目は50万円の罰金を支払いました。呆れますが可愛いわが子です。親としては何とかしてあげたいと思っています。
今回は前回の罰金刑から間がない犯行ということもあり、釈放されることなく起訴されてしまいました。警察署にもう20日以上も勾留されているので健康状態や精神状態をとても心配しています。
数日に一度は面会に行っていますが、警察官の方に見張られているようで、息子も私も言いたいことがうまく言えないのでもどかしい思いを抱えています。
また、息子は大学3年生なのですが、1週間後から大学の前期試験が始まります。半年も経ては就職活動を始めなくてはなりませんし、ここで単位が取れないということになると、留年することになるかもしれません。
なんとか息子を外に出してやりたいのですが、保釈金を払うのですよね。保釈金はいくらくらいお支払するものなのでしょうか。罪や程度でも変わってくるかとは思いますが、痴漢の保釈金の相場はどれくらいですか?
刑事弁護士からの一行回答
保釈金の相場は、一般的に、150万円から200万円と言われています。本件においても、150万円前後の保釈金となることが予想されます。保釈金は、裁判が終われば、原則として全額返金されます。保釈金の返金を受けるためには、保釈決定時に定められた条件に従って生活しておく必要があります。
刑事弁護士にご相談者の事件を相談すれば、ご相談者の事件に関して、「保釈は認められる?」「保釈金の金額はいくらくらいになる?」「保釈金はいつまでに用意すればよい?」「保釈金は現金で用意する必要がある?」「保釈金はいつまでに返却される?」といった疑問を解消することができます。