よくある刑事弁護士への相談の例
強姦事件の保釈金の相場はどれくらい?
吉祥寺で一人暮らしをしている息子が、女性を強姦したという容疑で杉並警察署に逮捕されました。
以前保険の勧誘に来ていた30代の女性が好みのタイプだったので、レイプ目的で「前に勧めてもらった保険の契約をしたいので自宅にきてもらえませんか。」と女性を呼び出し自宅内で女性を強姦したとの事でした。
母親思いのおとなしい息子なので「まさか。」と、とても信じられずにおりましたが、その後、息子と面会して間違いないことがわかりました。親子の縁を切りたいくらい腹立たしく思っていましたが、私たちの育て方も間違っていたのかもしれないと思い直し今後は息子を叩き直すつもりでいます。
息子は先日起訴されました。息子の勤めている会社はとても小さな会社で、息子がいきなりいなくなったことで業務の穴埋めに四苦八苦されています。社長さんからも執行猶予つきの判決がでればそのまま雇い続けますとありがたい言葉をいただきました。このような息子を見捨てないでいてくれる会社に対して申し訳なく思っています。
反省のためにもしばらく警察署にお世話になっていればいいとも思いましたが、会社の方から息子が業務を頑張っていた話を聞き、今では息子が一日も早く仕事に復帰し、業務に復帰できるよう保釈をしたいと思っています。
私たちもあまり裕福ではないので、あまりに高額であれば支払えないということもあるかと思います。予め心の準備をしておきたいので教えてください。強姦罪での保釈金というのはいくらぐらい払うものなのでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
保釈金の相場は、一般的に150万円から200万円と言われています。本件においても、保釈金は200万円前後になるものと思われます。
あまりお金に余裕がないということであれば、保釈金の支払いよりも被害賠償金や示談金の支払いを優先することをお勧めします。判決で実刑判決を受ければ、保釈を得ていても最終的に刑務所に連れ戻されてしまいます。
強姦事件は初犯であっても実刑判決を受ける可能性が十分にある犯罪なので、保釈よりも被害弁償を優先すべきです。
刑事弁護士に事件を相談すれば、ご相談者の強姦事件の保釈に関して、「保釈金はいつまでに用意すればよいの?」「保釈金は本当に返ってくるの?」「保釈金が全額返却されるための条件は?」「保釈金が没収されるのはどんな場合?」「保釈金と示談金はどっちを優先すべき?」といった疑問を解消することができます。