よくある刑事弁護士への相談の例
窃盗の保釈金の相場はどれくらい?
私は現在26歳の無職です。今年になってから、西武鉄道新宿線の上井草駅周辺でひったくり4件、車上荒らしを15件やってしまいました。
その日はいつものように上井草駅付近で車上荒らしをしようとトラックを物色していたところ、パトロール中の荻久保警察署の警察官に見られ職務質問されました。挙動不審だったのと、鍵を開けるためのドライバーを持っていることがばれてしまったため、そのまま警察署に連れていかれ、逮捕されました。
私は観念して今までしてきた窃盗をすべて正直に話しました。その後検察官の取調べなどがあり、起訴されましたが、起訴されたのは、ひったくり1件と、車上荒らし2件についてのみでした。
起訴されていない件も含めて手に入れた金額は、50万円くらいだったと思いますが、全部パチンコ代につぎ込んでしまいましたので手元には残っていません。
起訴された後、母が弁護士に依頼をしてくれて保釈申請をしてくれました。母が身元引受人となっているので、監督がしっかりされるだろうということで、保釈申請は1回で通ったと言っていました。
その時に支払った保釈金が200万だったと聞いてびっくりしました。とうてい無職の自分が肩代わりできるはずもなく両親には申し訳ない気持ちでいっぱいで、情けなくて涙がでてきました。そんなこともあり、私自身本当に反省し、人生やり直したいと思っています。
しかしながら保釈金が200万円というのは高すぎると感じるのですが、妥当な金額なんでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
一般的な保釈金の相場は、150万円から200万円の間です。
本件では、複数の窃盗事件が起訴されており、そのことを踏まえると、200万円という保釈金の金額は妥当です。保釈金は、裁判所に支払う費用ではなく、裁判が終わった後に全額返却される預け金です。保釈金が全額返金されるためには、保釈決定の条件に従って、裁判が終わるまできちんと生活する必要があります。
刑事弁護士の法律相談を受ければ、保釈に関して、「窃盗の保釈金の相場は?」「窃盗の保釈金の最高額は?」「窃盗の保釈金の立て替えは可能?」「保釈金はいつ返還される?といった疑問を解消することができます。