よくある刑事弁護士への相談の例
出会い系サイトで出会った子と援助交際した。
私は、東京都足立区に住む35歳の既婚者です。仕事はWEBデザイナーの会社を経営しています。先日起こしてしまった、児童買春の問題についてご相談したいのです。
実は私は、20歳くらいの若い女の子に興味があって、女の子とはいつも出会い系サイトを通じて知り合っています。話が会えば、時には直接あってSEXをすることもあります。女の子のほうはだいたいお金が目的なので、会う=セックスということをわかって会っていると思います。
金額はだいたい1回あたり1万円から1万5千円くらいを払っています。スタイルがよくて、私好みの可愛い女性だった場合には2万渡すこともあります。体の相性がよければ何度か会う子もいますが、妻にばれるといけないので通常は1回したら連絡先を消すようにしています。基本的に20歳以上の女の子にしか会わないようにしています。
ところが先日、サイトを通じて出会った女の子がなんと16歳だったのです。会う前は失礼になるかなと思い年齢は聞かなかったのですが、いつものようにお金を渡してホテルに行き、SEXをした後、その女の子から「実は、私現役の女子高生なんだよね。」と言われました。「1週間前に親とけんかして、家出して、今は先輩の家に転がりこんでるんだけど、稼がないと生活できないでしょ?手っ取り早く稼げるのが援交だから。」と言っていました。
私はそれを聞いて、まさかこれくらいで警察にばれることはないだろうと甘く考えていたのですが、昨日警察署から電話があり、「来てもらえればわかると思うが、3か月前に女子高生にお金渡してみだらな行為したこと覚えあるよね。そのことで少し話が聞きたいから来週月曜日に警察署に来て。」と言われました。
私は今後どうなってしまうのでしょうか?不安でたまりません。
刑事弁護士からの一行回答
本件のように、16歳の女子高生にお金を渡してセックスをしたら、児童買春の罪が成立します。児童買春の捜査は、被疑者を逮捕して行われることが多いです。
ご相談者の場合は、現段階で刑事弁護士を立てれば、逮捕なしで捜査を進めるように警察署に申し入れることができます。この申し入れに法的な効力はありませんが、捜査担当者に対して、ご相談者の事情を伝えることができます。
また、最悪、逮捕されてしまったとしても、現段階で弁護士を立てておけば、ご相談者の事情を十分に把握した刑事弁護士から直接、弁護活動を受けることができます。弁護士側としても、あらかじめ様々な事情が分かっていれば、弁護活動をスムーズに展開することができるので、非常に助かります。