よくある刑事弁護士への相談の例
ハッピーメールで出会った子と援助交際した。
私は、東京都練馬区に住む25歳の独身です。1年程前の話になるのですが、携帯で「ハッピーメール」という出会い系サイトに登録したことに端を発する件で、相談させてください。
私は当時、長野県から東京に転勤したばかりで、友達や知り合いも少なかったことから気の合う子が見つかればいいなという感覚で登録しました。「ハッピーメール」の利用登録には「18歳以上」であることが条件となっており、登録の際には、年齢の確認できる証明書を画像で送ることになっているため、私はこのサイトの利用者は全員18歳以上であると思い、まったく疑いを持っていませんでした。
サイト内にはいくつもの掲示板があり、ある日、その中のひとつに書き込みをしたところ、数時間後に大学生という女の子から返信が来ていました。私はその子と何度かやりとりをするうちに、その子は彼氏を探すというよりも、お小遣い稼ぎでこのサイトを利用していることがわかりました。私も少し迷いましたが、せっかくなので援交に応じることにしました。
そして、その子の自宅から一番近い板橋駅で待ち合わせをして、そこから一番近いホテルへ行きました。ホテルにつくと彼女が「先にちょうだい」と言ってきたので、1万円渡してSEXをしました。私はその子に改めて年齢確認はしませんでしたが、彼女の見た目は20歳くらいでした。その子とは携帯のアドレスを交換し、その後も何度か1万円を渡してSEXをしました。
ところが昨日、板橋警察署の刑事さんが自宅に来て、私の携帯が押収されました。刑事さんの話によるとその子はまだ16歳だったというのです。私はお金を渡し、SEXしたことについては認めましたが、まさか16歳だったとは思いもしませんでした。
刑事さんからは「後日、改めて呼ぶ。」と言われ、どうしたらよいかわからず困っています。
刑事弁護士からの一行回答
本件のように、16歳の女の子にお金を渡してセックスをすると、児童買春の罪が成立します。また、行為時に「18歳未満かもしれないが、それでも構わない」という認識があれば、児童買春につき故意(未必の故意)が認められてしまいます。
児童買春の罪は被疑者を逮捕して捜査を進めるケースが多いので、ご相談者の場合は、現段階で刑事弁護士を立てて逮捕に備えるのがベストです。
また、現段階ではまだ刑事弁護士を立てないとしても、仮に逮捕された場合に備えて、法律相談などで頼りになる刑事弁護士をあらかじめ見つけておくとよいでしょう。
刑事弁護士との法律相談では、ご相談者の児童買春事件に関して、「実際に逮捕される可能性」「逮捕されるまでの期間」「逮捕された後の手続きの流れ」「児童買春の罪で有罪判決を受けた場合、どのようなデメリットがあるか」「児童の両親と示談を締結した場合」等に関して情報を知ることができます。