あなたが刑事事件を起こしたとします。
弁護を依頼するとき、どのような弁護士を選ぶのがいいでしょうか。
刑事事件の弁護は、刑事事件に詳しい弁護士に任せるのが一番です。
というのも、刑事事件を解決するには、民事事件では鍛えられない技術が要るからです。
まず、自白している事件の場合、示談をすることが主な弁護活動となります。
この示談は、被害者を相手にするものです。そのため、示談交渉でのやり取りや振る舞いには、通常にはない配慮が必要になります。
次に、逮捕・勾留されている事件の場合、身柄解放に向けた活動が主な弁護活動となります。
この活動は、意見書の提出や不服申し立て、そして接見など、民事事件とはおよそ違った内容が多くなります。
そのため、刑事事件を日ごろから熱心に手がけていないと、身柄の解放に向けて十分な行動ができないのです。
このように、刑事事件を解決するには、民事事件とは違った活動を行なう必要があります。
それに伴って、必要な技術も、民事事件では養えないものです。
こうしたことから、刑事事件の弁護は、日ごろから刑事事件を熱心に手がけており、刑事事件に詳しい弁護士に任せるのが一番いいのです。