よくある刑事弁護士への相談の例
息子が秋葉原駅の万世橋署に盗撮で検挙された。
私は千葉県に住む主婦なのですが、2週間ほど前に息子が盗撮で逮捕された件でご相談があります。
息子は、大阪の私立大学を今年卒業して、現在は横浜市内のインターネット関連の会社に勤務していて、会社近くのマンションで一人暮らしをしています。
事件当日についてですが、息子の大学時代の友達が大阪から東京に遊びにくるということで、友達の東京観光もかねて一緒に秋葉原の電気店にいく予定だったらしいのです。息子は待ち合わせ時間よりもだいぶ早く着いたことから時間をつぶそうと立ち寄った秋葉原駅そばの本屋さんで、立ち読みをしていた女性のスカート内を持っていた携帯で盗撮して万世橋署に逮捕されたのです。被害女性は高校生だったと聞いています。
しかも、息子の携帯内には、本件以外にもいくつかの盗撮動画や写真が残っており息子は余罪についてすべて認める内容の書類を作成したそうです。
私は警察からの連絡を受けて息子の逮捕を知りました。その電話の後、私は息子を万世橋署まで迎えに行きました。まさか自分の息子が犯罪になるようなことをしていたとは思いもしませんでしたし、親として本当に情けないです。
警察からはまた連絡すると言われましたが、2週間経った今も連絡がきません。携帯も警察に押収されたままです。他の余罪も含め今後の捜査がどうなるのかを知りたいのと、被害女性の連絡先もわからないのですが示談ができるかどうかが知りたいです。
とにかく息子に前科がつかないようにしてほしいです。
刑事弁護士からの一行回答
本件では、刑事弁護士を立てて対応すれば、ご子息に前科がつかないように、相手方と示談交渉を進めることができます。被害者への謝罪や、示談金の受け渡しについても、すべて刑事弁護士に一任することができます。
最近は、盗撮事件で逮捕されても、身元がしっかりしている人は、そのまま釈放されるケースが多いです。ただ、釈放されても事件はそれで終わりではありません。盗撮事件をそのまま放置すれば、最終的には罰金刑になり、盗撮の前科が付いてしまいます。
本件のように「絶対に前科が付かないようにしたい」といった事情がある場合は、弁護士を立てて被害者と示談をするのがベストです。初犯の盗撮事件であれば、示談が成立すれば、まず確実に不起訴処分を獲得できます。
不起訴処分になれば、逮捕された後であっても、ご子息に前科は付きません。