よくある刑事弁護士への相談の例
息子が大宮駅の盗撮で大宮署に逮捕された。
都内の医学部に通う息子が、昨日、電車内で女性のスカート内を盗撮して大宮署に逮捕されました。
息子は大学2年生で、一浪して大学の医学部に入りましたので年齢は20歳です。大学へは大宮の自宅から通っています。通学にはJR湘南新宿ラインを利用しています。
息子が逮捕されたと知ったのは、息子が頼んだ当番弁護士さんから連絡があったからです。弁護士さんから事件の内容については簡単にお聞きましたので、ご説明します。
息子は午後の大学の授業が終わり、新宿駅18時6分発の電車に乗ったそうです。そして、武蔵浦和駅を過ぎたくらいから、息子のそばに立っていた女性のスカート内を隠し持っていた小型カメラで盗撮をはじめらしいのです。ちょうど電車が大宮駅に着いた時に、息子の不審な様子にそれに気づいた男性の乗客から、「お前、何をしている」と声をかけられてパニックになり、逃げようとして電車を降りようとしたところを、他の乗客などから取り押さえられてそのまま警官に引き渡され、現在は大宮署の留置場にいるそうです。
弁護士さんから「明日には勾留されるかどうか決まるだろう」と言われました。また「一度勾留されると20日間くらいは留置場からでられないだろう」とも言われました。
私には、今、心配なことが2つあります。まず、今月末には大学の試験があるためこのまま勾留されると、大学の試験が受けられなくなり単位を落としてしまいます。何とか勾留されるのを防ぐ方法はありませんか。そして、前科がつくと医師免許がとれないのではないかと思います。
息子に前科がつかないようにできないでしょうか。
刑事弁護士からの一行回答
本件では、刑事弁護士を選任して対応すれば、一日でも早くご子息が釈放されるよう、また一日でも早く被害者と示談がまとまるよう、最善の弁護活動を受けることができます。また、警察対応や被害者との示談交渉も、すべて刑事弁護士に一任することが可能です。
本件のように「早く留置場から出たい」といった事情がある場合は、刑事弁護士を立てて対応するのがベストです。また、刑事弁護士を立てることで、被害者との接触(示談交渉)が初めて可能になるケースも多いです。
通常、初犯の盗撮事件であれば、被害者と示談が成立すれば、事件は不起訴処分で終了します。不起訴処分になれば、逮捕された後であっても、ご子息に前科は付きません。前科がつかないようにするには、被害者に謝罪と賠償を尽くし、示談を成立させる必要があるのです。