よくある刑事弁護士への相談の例
夫が電車の乗客に猥褻して西新井署に逮捕された。
お恥ずかしい話なのですが、会社員の夫が、西新井警察署に強制わいせつ罪で逮捕されてしまいました。
事件としては、3日前の22時半ごろ、東武動物公園行の東武スカイツリーラインで帰宅していた時に、北千住駅でノースリーブのブラウスとミニスカート姿の女性が乗車してきたそうです。夫は隣に立ったその女性に対し、いきなりブラウスの中に手を入れ、胸を直接触ったというのです。
女性が声を上げたので、事件に気付いた周りのサラリーマンたちに夫は取り押さえられ、西新井駅で降ろされて、駅員室に連れていかれたそうです。その後は、警察官がやってきて、西新井警察署に逮捕されたと聞いています。
その日、なかなか帰ってこない夫を心配していると、警察から「ご主人を強制わいせつ容疑で逮捕しました。」と電話がかかってきたものですから、私もパニックになってしまい、しばらくの間の記憶があいまいです。
本日、ようやく夫と面会することが叶い、夫に会ってきました。「あの日は酒に酔っていて何も憶えていないんだ。被害者の方には本当に申し訳ないことをした。おまえにも大変申し訳なく思っている。すまない。」と夫は憔悴した顔で話してくれました。いつまで逮捕されたままなのかもわからず、途方に暮れております。
とりあえず夫の会社には「風邪をこじらせてしばらく会社に行けない」と伝えてありますが、これ以上続けば不審に思われてしまうでしょう。また、裁判ということになったらどうしていいのかわかりません。
こういう場合は弁護士さんにお願いして何かしてもらえるのでしょうか。
刑事弁護士からの一行回答
強制わいせつの罪で逮捕されてしまい、本件のように「いつまでも逮捕されているわけにはいかない」「刑事裁判になるのは避けたい」という事情がある場合は、刑事弁護士を立てて対応するのがベストです。刑事弁護士を立てれば、被害者との示談交渉を進めるのと並行して、身体解放のための活動に取り組むことができます。
強制わいせつ罪の場合は、捜査段階で被害者と示談が成立し、不起訴処分になれば、ご主人に前科は付きません。
刑事弁護士との個別相談においては、ご主人の強制わいせつ事件に関して、「強制わいせつ罪の前科が付いた場合、一番のデメリットは何?」「強制わいせつ罪の示談交渉を開始するなら、どのタイミンが一番良い?」といった疑問を解消することができます。