よくある刑事弁護士への相談の例
顔見知りの女性に対する強姦の容疑を示談で解決したい。
私は、28歳で無職の男です。実家から金を送ってもらい一人暮らしをしています。強姦事件で示談をお願いしたいので、相談にのってください。
自宅近所にある3階建ての木造アパートに一人暮らしをしている女子大生がいるのですが、かわいいなと思い以前から目をつけていました。昨日の夜11時半くらいに、ミニスカートのワンピースを着た女子大生が、酔ってフラフラになりながら帰宅する姿を見かけてムラムラしてしまいました。
深夜3時ごろにとうとう我慢ができなくなって、女子大生を強姦しようと思い、彼女のアパートに向かい、ピッキングをして鍵を開けて部屋に侵入しました。指紋が付いたり、人相がばれたりしないように、白手袋をつけて頭にニット帽をかぶり伊達メガネをつけていました。
きっと酔って寝ているだろうと思っていましたが、テーブルでお茶を飲んでいて意識はしっかりしているようだったので、悲鳴を上げられる前にタオルで猿ぐつわをして大声を出せないようにしました。念のため彼女の目にガムテープを貼り、私の姿を見られないようにしました。
彼女は暴れて抵抗しましたが、「おとなしくしないと酷いことになるぞ。」と、2発殴るとおとなしくなりました。コンドームをつけて強姦し、行為後はコンドームを回収して帰りました。
ゴミ捨て場などで数回挨拶をしたことがある程度の付き合いなので、私のことはわからないと思いますが、今日の昼ごろ彼女の家にパトカーが止まっていて警察官が来ていたようなので、被害届を出したのだと思います。
捜査が進んで容疑者だとばれる前に示談にしたいと思っています。こういった場合はどうしたらいいのでしょうか。
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士を立てれば、強姦事件の示談交渉を進めることができます。ただし、ご相談者のケースは、「ピッキングをして鍵を開け、侵入して、強姦した」「白手袋をつけ、ニット帽をかぶり、伊達メガネをつけるなど、犯行が用意周到であった」「タオルで猿ぐつわをして大声を出せないようにした」「女性の目にガムテープを貼った」「『おとなしくしないと酷いことになるぞ。』と2発殴った」と、犯行態様がかなり悪質なため、捜査が進む前に示談を締結するのは、極めて困難だと思われます。示談よりも、逮捕後の対応や、刑事裁判での対策を考えた方が、実際的だと思われます。
刑事弁護士との法律相談では、「強姦罪で示談を締結する意味は?」「強姦の示談が成立した場合の効果は?」「強姦罪が起訴された後の示談は?」「示談金の相場はどのくらい?」「示談を成立させるまでの期間は?」などの疑問を解消することができます。