よくある刑事弁護士への相談の例
出会い系で出会った女性に対する強姦の容疑を示談で解決したい。
出会い系で知り合った女性を強姦した容疑で、警察に訴えられるかもしれません。相談できますか。
1週間前に、出会い系サイトで知り合いメールや電話のやりとりをしていた地方在住の女子大生が上京するというので、「おいしい店に連れて行ってあげるよ。」と会う約束をしました。会ってみると、明るいロングの茶髪にミニスカートのワンピースと言う格好だったので「軽い子なのかな。」と思いました。先月20歳になったということで「じゃあ、お酒の飲めるところにしようか。」とスペインバルのお店に行き、つまみとワインを楽しみました。
あまりお酒には強くなかったようで「なんかふらつくかも。」というのでしばらく近くの公園のベンチで休んでいくことにしました。ペットボトルの水を買ってあげて、しばらく休んでいると「ちょっと寒くなってきたね。帰ろうか。」と言われたので「まだ一緒にいたい。」といいました。そして彼女に抱き着いてキスをしようとしました。「ごめんなさい。そういうのはちょっと。」と彼女は離れ気味に断られてしまいました。
しかし、抱き着いたせいで彼女のスカートがめくれて太ももと下着が見え、ムラムラして押し倒してしまいました。彼女は「ちょっと、ダメ。やめてください。」と拒否していましたが、我慢ができなくて、そのまま彼女の体を押さえつけて、下着だけ脱がせて性交をしました。
彼女は泣いてしまい、行為が終わって我に返った私は罪悪感でいっぱいになり、謝りながらホテルに送っていきましたが、彼女はずっと無言でした。その後も、メールも電話も無視されていました。
そして昨日、彼女から「先日の件が、両親にバレてしまった。両親は激怒して警察に訴えなさいと言われている。」というメールがありました。
警察沙汰になるのは困ります。会社にバレたらと思うと夜も眠れません。何とか穏便に済ませたいのですがどうしたらいいでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
強姦罪の捜査は、被疑者を逮捕して行われることが多いです。そのため、事件を穏便に済ませたいのであれば、早い段階で刑事弁護士を立てて対応するのがベストです。刑事弁護士を立てれば、相手方と示談を進めることができます。
ご相談者のケースでは、電話もメールも無視されているということですが、刑事弁護士が事件に介入すれば、弁護士に限って、連絡に応じてくれることも多いです。被害者側の心理として、「加害者本人とは二度と会いたくないが、弁護士となら会ってもよい」という人が一定割合いるからです。
さらに、刑事弁護士を立てれば、その後の警察対応や検察対応もすべて一任することができます。「何とか穏便に済ませたい」という場合は、早めの対応が大切です。
刑事弁護士との弁護士相談では、「強姦の示談とは?」「強姦の示談の意味は?」「強姦の示談における弁護士の役割は?」「強姦の示談と和解の違いは?」「強姦の示談の相場は?」などの疑問を解消することができます。