よくある刑事弁護士への相談の例
夫が強盗強姦致死罪で新宿署に逮捕された。
さきほど新宿署より電話があり、夫が強盗強姦致死罪という容疑で逮捕されたという連絡を受けました。
逮捕容疑は、10日前の午前0過ぎ、夫はJR中央線大久保駅から一人で帰宅途中だった女子大生の後をつけ、人気のない場所に女性を連れ込み、持っていた果物ナイフで女性の胸元を刺すなどをした上でレイプし、女性が持っていた財布等をカバンごと持ち去ったというものです。
女性は、事件から数時間後に通行人によって発見され病院に搬送されたそうですが、その後息を引き取ったということです。
夫は、新宿駅から徒歩5分の場所にある塾で講師として働いています。夫は、塾が終わった後は、だいたい次の日の講義の準備をしてから帰って来るので、帰宅はいつも0時過ぎくらいになります。
確かに10日前の夜、夫のスーツが汚れて帰ってきたのを記憶しています。私は心配して「それ、どうしたの?」と聞くと、夫は「帰宅途中に高校生か大学生くらいの少年数人にからまれた。」と言っていたので、私は「警察に相談したほうがいいんじゃない?」と言いましたが、「いや、これくらい大丈夫だよ。」と返答してきましたので、私はそれ以上追求しませんでした。夫は少年にからまれたとばかり思っていたのですが、もしかしたら本当に夫がやったのかもしれません。
夫の突然の逮捕に、私も頭が混乱していて、もうどうしていいのかわかりません。警察の人からは「今は会えないですから。弁護士さんを通してください。」と言われました。
今後夫はどうなってしまうのでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
強盗強姦致死罪は、法定刑の下限が無期懲役の極めて重たい犯罪です。法律上は、「強盗が女子を強姦したときは、無期又は7年以上の懲役に処する。よって女子を死亡させたときは、死刑又は無期懲役に処する。」と定められています。刑事弁護士を立てれば、相手方遺族や警察、マスコミ関係者との対応を一任することができます。
また、刑事弁護士との法律相談では、ご主人の強盗強姦致死罪に関して、「そもそも、強盗強姦致死罪が成立するための要件は?」「強盗強姦致死罪で執行猶予が付いた事例はある?」「強盗強姦致死罪の量刑は?実刑になるとして、懲役何年くらいになる可能性が高い?」といった疑問を解消することができます。