よくある刑事弁護士への相談の例
息子が準強姦罪で八王子署に逮捕された。
私は、神奈川県戸塚区に住む会社員なのですが、私の息子が逮捕されたことでご相談があります。息子は東京都八王子市の私立大学に通う3年生で、大学近くのマンションで一人暮らしをしています。
本日、妻が弁護士会の弁護士だと言う方からの電話を受けたらしいのですが、その弁護士さんから「息子さんが準強姦という犯罪で3日前に八王子警察署に逮捕され、昨日10日間の勾留が決まりましたのでご連絡しました。」という内容のことを言われたようなのです。
弁護士さんに聞いた事件の詳細についてですが、息子は大学の友人らと合コンをした際に、そこで知り合った20歳の女子大生と意気投合して2人で店を抜け出し、コンビニでビールや酎ハイなどを購入した後、息子の自宅で一緒飲んでいたらしいのです。しばらくするとその女性が酔いつぶれて寝てしまったため、息子は寝ている隙にその女性を強姦したらしく、その女性が八王子署に告訴したため逮捕されたようです。
ただ、息子は性交については認めているものの、強姦については「合意があった。」と否認しているようです。息子は、「女性の方からキスをしてきたりと、積極的に迫ってきたため、そのままそういう流れになった。今回のことはお互い合意の上での行為であり強姦ではない。」と取調べでも言っているようです。
もし、息子の言っていることが事実なら、一日もはやい釈放を望みます。
刑事事件で逮捕されるなど、はじめてのことでどうしていいかわかりません。どうすればよいでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士に弁護活動を依頼すれば、ご子息の身体解放とスムーズな社会復帰に向けた弁活動を受けることができます。ストレスフルな相手方との示談交渉や警察対応も、すべて依頼した刑事弁護士に一任することができます。
本件のような事件では、まず、強姦の成立を認めるのか、それとも「二人の間に合意があった」として強姦の成立を否定するのか、その方針をしっかりと固めなくてなりません。強姦の成立を認めるのであれば、相手方に謝罪と賠償を尽くし、示談を求めていくことになります。他方で、強姦の成立を否定するのであれば、「相手方の同意があった」ことを推認させる事情を集めていく必要があります。
いずれにせよ、ご子息がこれらの判断を一人で決めるのは困難だと思われます。妥当な結論を導くためには、この種の事件に精通した刑事弁護士が接見に行き、今後の方針についてご子息とよく話し合うことが大切です。
また、弁護士との個別相談では、ご子息の準強姦事件に関連して、「そもそも準強姦罪とは?準強姦罪の成立要件は?」「準強姦罪と普通の強姦罪の違いは?」「準強姦罪は普通の強姦罪と比べて罪が重い?」といった疑問を解消することができます。