よくある刑事弁護士への相談の例
息子が強姦致死傷罪で蒲田署に逮捕された。
私は、埼玉県大宮市在住のパート社員です。家族構成についてですが、会社員の夫と会社員の娘、それから美容師の息子の4人家族です。本日は、息子のことで相談したいことがあります。
息子は、東京都大田区内で美容師として働いており、職場近くの賃貸マンションで一人暮らしをしています。実は、その息子が2日前に強姦致傷罪で蒲田署に逮捕されました。
逮捕のことは、蒲田署の人から連絡を受け知りました。警察の人からは「女性に乱暴し、怪我をさせたので逮捕した」とだけ言われ、詳しい話は聞けませんでした。
私はどうしたいいかわからず、仕事中の夫と娘にメールでしたところ、娘からすぐに折り返し電話があり、インターネット上に息子の逮捕のことが載っているということを知りました。
私も慌ててその内容をパソコンで確認したところ、『東京都大田区の路上で、深夜一人で歩いた女子大生の顔にカッターナイフを突きつけ脅迫し、近くの駐車場内に連れ込んだ後、女子大生の顔を複数回殴り、更に両手首を持っていたロープで縛るなどし、全治2週間のけがをさせた上、服を脱がせて性的暴行を加えた。容疑者は強姦容疑について大筋認めているという。』との記事がでていました。
今後、息子はどうなってしまうのかをお伺いしたいです。
一刻も早く刑事弁護士さんをつけて、息子の刑事弁護をお願いしたいのですが、逮捕段階でも刑事弁護士さんへの依頼は可能でしょうか?また、依頼した場合には、どのような刑事弁護活動をしていただけるのでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
私選の刑事弁護士であれば、ご家族は、いつでも、どの段階でも、自由なタイミングで弁護活動を依頼することができます。逮捕直後の段階でも、弁護士に弁護活動を依頼することは可能です。
刑事弁護士を立てれば、担当の弁護士を通じて事件の詳細を知ることができますし(但し、報告は本人との守秘義務に反しない限りになります)、被害者との示談交渉を進めることができます。
この種の事件では、被害者の連絡先を知ることができるのは刑事弁護士だけです。被害者の側も「本人やその家族には連絡先を教えたくないが、弁護士に限ってであれば連絡先を教えてもよい」という人がたくさんいます。
また、刑事弁護士との個別相談では、ご子息の強姦致傷事件に関連して、「そもそも強姦致傷罪とは?どれくらいの刑罰の重さ?」「強姦致傷罪と普通の強姦罪との違いは?結果として、どれくらい刑の重さは異なる?」といった疑問を解消することができます。