よくある刑事弁護士への相談の例
動画チャットで脅迫して裸の写真を送らせた。
私は、大阪府堺市に住む大手製薬会社の会社員です。年は30代後半です。私は既婚者ですが、妻が出産のため1カ月ほど前から実家のある福岡に帰省していますので、現在、自宅には私一人です。
妻が福岡に帰省してから、私は気晴らしのために出会い系サイトの動画チャットを利用するようになり、最近はこれにはまっていました。動画チャットのよいところは、相手の顔を見ながらできるため、女のふりをした男のネカマに遭遇するおそれがないところです。
実は、その動画チャットで知り合った子の件でご相談があります。
彼女とは直接携帯のアドレスを交換して連絡を取り合っていて、はじめは大学1年生で18歳と言っていました。連絡は夜にすることが多く、どうしてもわいせつな話になることが多いのですが、その子も恥ずかしがりながらも何とか受け答えをしてくれていました。それで、私もつい調子に乗って、裸の写真を送るように要求したところ、その子が実はまだ高校2年生であるということが判明しました。どうも、男をからかうために遊び半分で友達と登録したらしいのです。
私はそれを知り少し腹が立ったことから「君がしたことは犯罪なので、今から知り合いの弁護士に頼んで、サイトの登録情報や携帯電話から住所を割り出して、親と学校に君とのメールの内容や君が偽ってサイトに登録したことをばらす」と脅しました。すると、その子は「何でもするから、親にはばらさないで」と言うので、私は、「じゃあ、裸でエッチなポーズをしている写真を送れるよね?」と言って、その子に携帯で裸の写真をとらせ、送らせました。その後も脅しつづけ、10枚くらい写真を送らせました。
ただ、2日前からその子にメールをしても一切返信がありません。もしかしたら、その子が親に相談したのではないかと思い、すごく不安です。
もし、そうであれば、私はどのような罪になってしまうのでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士に事件を相談すれば、ご相談者の児童ポルノ事件に関連して、ご相談者のケースに応じたアドバイスを受けることができます。また、ご相談者が心に抱えた不安や悩みを解消することができます。
ご相談者のケースは、高校2年生の女の子を脅して裸の写真を取らせた点で、児童ポルノ製造罪と強要罪が成立します。この種の事件では、被疑者を逮捕した上で捜査を進めることが多いです。
ご相談者いわく「その子にメールをしても一切返信がありません。」とのことですが、これは、警察に通報して(又は親に見つかって)連絡がないのか、単に連絡をするのが嫌になっただけなのか、現時点では何とも言えません。
いずれにせよ、逮捕される場合は突然逮捕されますので、何か不安な点がある場合は、直接、弁護士に相談しておくことをお勧めします。事前に弁護士に相談して状況を把握しておけば、突然逮捕されてもパニックに陥らなくて済むからです。
私たちの事務所では、このような場合に備えて、事件単位の「顧問弁護サービス」を提供しています。この顧問弁護サービスと使えば、通常に事件を依頼する場合と比べて安い値段で、逮捕に備えた準備活動を推し進めることができます。万事に備えて、一度ご検討ください。