よくある刑事弁護士への相談の例
P2Pソフトで児童ポルノ動画を公開した。
私は千葉県千葉市に住む大学院生です。現在は、大学近くのアパートで一人暮らしをしています。実は、先週、自宅のパソコンからP2Pファイル共有ソフト「emule(イミュール)」を使い、不特定多数の人が児童ポルノ動画を見られるように公開していたことで私は警察で事情聴取を受けました。
児童ポルノ動画は、私がインターネット上で知り合った女子高生たちとSEXした時にカメラを使って撮影したものを公開しました。私は、「撮影しながらすると興奮するんだよね。Hするところを撮影してもいいでしょ?終わったら消すから」などと言って、女の子たちの同意を得た上で撮影したものです。
もちろん、せっかく撮影した動画を消すつもりはなく、女の子たちには消すふりをして保存していました。なので、女の子たちもネット上に公開されていることはまったく知らないはずです。
もともとは、私が鑑賞用に保存していたものですが、「emule(イミュール)」というソフトの中で児童ポルノなどのわいせつ動画が公開されていることを知りました。ポルノ動画を公開すると法律に触れるという話は耳にしたことはありますが、他の人もやっているし問題ないんだろうなと思い、私も興味本位で公開してしまったのです。
そして、2週間ほど前に突然自宅に警察が令状を持ってやってきて、自宅が捜索されパソコンやその他周辺機器などすべてが押収されました。
先週の事情聴取では緊張してしまいうまく話せなかったことから、来週、もう一度事情聴取を受けることになっています。ですが、どう答えるのが一番いいのかよくわかりません。
親や大学に知られずに解決したいと思っています。どうしたらいいでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
本件のように「親に知られたくない」「学校に知られたくない」という事情がある場合は、刑事弁護士を立てて対応するのがベストです。刑事弁護士を立てれば、できるだけ逮捕されないように、できるだけ処罰が軽くなるように、ご相談者に有利な弁護活動を受けることができます。
但し、逮捕・勾留される前の私選弁護士(私選弁護人)を選任する場合は、数十万円以上の弁護士費用がかかるので、ご両親に報告して金銭的なサポートを受けた上で、学校対応に集中した方がよいかもしれません。
当事務所の刑事弁護士相談であれば、過去に取り扱った多数の案件に照らして、ご相談者の刑事処分の見込みを知ることができます。詳しくは、刑事弁護士との相談で聞くことができます。
また、刑事弁護士との個別相談では、ご相談者の事件に関連して、「児童ポルノの動画をP2Pソフトで公開して検挙された同種の事例」「児童ポルノの動画や画像をネットで公開した場合の刑罰や裁判例」「児童ポルノをemule等のソフトで公開した場合に不起訴になる可能性」などについて知ることができます。