よくある刑事弁護士への相談の例
インターネットで児童ポルノを販売した。
私は、福岡市博多区に住む主婦です。夫が児童ポルノの法律に違反したということで、今朝、県警本部の刑事数名に自宅が捜索された後、夫はそのまま警察署に連行されました。
押収されたものは夫が使っていたパソコン、会社から持たされている携帯及び個人用の携帯です。
私も簡単なことしかまだ分かりませんが、夫の容疑は児童ポルノを製造したこと、それから児童ポルノをインターネット上で販売をしていたことです。私は、夫がそのようなことをしていたとは全く気付いておらず、今朝警察が来た時に聞かされて初めて事件のことを知りました。
刑事さんの話によると夫は、出会い系サイトなどを通じて知り合った女子中学生や女子高校生から送信された裸の写真を入手した後、夫はそれらの写真を顔などにはモザイクを薄くいれるなどの編集をした上で、インターネットのブログ上で多くの人に販売していたらしいのです。それ以外にも、児童ポルノ動画なども販売していたようです。
夫の仕事は金融関係で、役職にもついています。今日は体調不良で休むと言っていますが、何日も休むことになれば会社にも迷惑がかかってしまいます。会社へは本当のことを話すべきなのかもしれませんが今の私にはうまく説明する自信がありません。
弁護士さんに頼めば会社への対応もしていただけますか?また、夫が釈放される可能性はありますか?
不安なことだらけで、誰に相談したらいいのかわからず困っています。
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士に事件を依頼すれば、ご依頼者の児童ポルノ事件に関連して、煩雑な警察対応や、面倒な会社対応を、すべて担当の弁護士に任せてしまうことができます。また、何か新しい心配事が生じた場合でも、担当の弁護士から、電話やメールで直接アドバイスを受けることができます。
今回の相談に関してですが、ご相談者のご主人の行為には、児童ポルノを提供等した罪が成立します。この種の犯罪は、捜査機関としては、被疑者を逮捕・勾留した上で捜査を進めることが多いです。今朝ご主人は警察署に連行されたとのことですが、そのまま逮捕されている可能性が高いです。
逮捕された後は、この種の事件だと20日前後は留置場に入れられることが多いです。また、仮に起訴(公判請求:刑事裁判になる態様の起訴)されてしまった場合は、保釈が認められるまで留置場に入れられたままとなります。
この点、刑事弁護士をつければ、身体解放に向けた活動を進めることができます。ただ、ご主人の件は、事件の性質上、「直ちに釈放」との結果を得るのは困難でしょう。それでも、一日でも早い釈放を目指して、活動を進めることが大切です。
当事務所の刑事弁護士であれば、刑事事件を専門に数多く取り扱っている関係で、会社への対応も手馴れています。ご自身での対応が負担であれば、後の会社対応をすべて刑事弁護士に一任することができます。
会社にどのように伝えるかは、まずはご主人と相談する必要があります。ご主人と弁護士が面会して相談の上、会社への対応を考えていくことになります。