よくある刑事弁護士への相談の例
WinMXで児童ポルノを流通させた。
今回、児童ポルノに関することでのご相談があります。私は、東京都千代田区に住む会社員です。年齢は30代で、結婚はしていません。
数か月前の話ですが、職場の同僚から「音楽を聞いたり、ゲームをするなら『WinMX』や『Winny』などのファイル共有ソフトが便利だから一度使ってみたら?」と勧められ、私は『WinMX』のソフトを使い、音楽をダウンロードするようになりました。
そして、使っていくうちにわいせつな動画や写真などが公開されていることを知り、私も男ですから見てみたいという衝動に駆られ、ついダウンロードしてしまいました。最初にダウンロードしたものは、中学生か高校生くらいの女の子が男性の性器を口淫しているものでした。私は児童ポルノにはそこまで興味がなかったものの、無修正で画質もよかったことから、仕事が休みの日は児童ポルノ動画をダウンロードしては見るようになっていました。
そうやって私が児童ポルノ動画をダウンロードするようになって3か月が経ったころ、私がダウンロードしたものがすべて自動的にアップロードされていることに気付きました。おそらくソフトをインストールした際に私が詳しく設定条件を確かめなかったことが原因なのだと思います。
私は、「これはまずいのではないか?」と思い、慌ててインターネットで調べていたら『ファイル共有ソフトを使って児童ポルノ写真を公開した男を逮捕』などの記事を見つけすごく怖くなり、すぐにダウンロードした動画を削除しました。それだけでは不安で持っていたパソコンも破壊しました。それでも、やはり不安で仕方ありません。
今後、私が警察から逮捕される可能性はありますか?
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士に事件を相談すれば、ご相談者の児童ポルノ事件に関連して、事件の現状や今後の捜査の見込みについて、正しい情報を入手することができます。
本件における逮捕の可能性についてですが、捜査が進み、証拠が固まれば、ご相談者は逮捕される可能性があります。この種の事件では、捜査機関としては、被疑者を逮捕・勾留の上、取り調べを進めるのが一般的だからです。
問題は、捜査がどの程度進んでいるかです。この点については、刑事弁護士を立てても確かめようがありません。ご相談者ができることは、突然逮捕された場合に備えて、準備を進めておくことです。
私たちが提供する顧問弁護制度であれば、突然逮捕された場合に備えて、あらかじめご相談者の事情を把握した刑事弁護士を待機させておくことができます。
逮捕されたら、留置場の担当者に「知り合いの◎◎弁護士を呼んでくれ」と伝えてください。直ちに専属の刑事弁護士が駆けつけ、留置場の面会室で今後のアドバイスを受けることができます。