強制わいせつ罪で執行猶予になるケース

会社から帰宅途中に、電車の中で痴漢をしたら捕まってしまい、強制わいせつ罪で起訴されてしまいました。

私はこれまで、警察のお世話になったことはなく、痴漢をするのも今回が初めてです。過去に、刑事裁判を受けたことはもちろん、小さな前科などもなく、今回の犯行に対しては情けない気持ちで一杯です。

痴漢をした当時は、仕事のストレスで生活がいっぱいいっぱいでした。帰りの電車に乗っていたら、急に、「痴漢をしたらストレスも減るだろうか」と魔が差して、痴漢をしてしまいました。電車に乗るまでは、痴漢をしようなどと考えたこともなく、今回は完全に出来心の犯行でした。

計画性や慎重さがなかったせいか、私の痴漢はすぐに相手の女性にばれて、その場で捕まってしまいました。女性に捕まり、駅で降ろされてから、「自分はなんてバカなことをしたんだ」とひどく反省しました。取り調べでは素直にありのままを話し、色々な捜査にも真面目に対応し協力してきました。

被害者の女性は、起訴された後になって示談に応じてくれました。私の反省ぶりを弁護人から伝え聞いて、「ちゃんと反省してくれているようだから、許します」と言ってくれたそうです。

妻は、今回に限ってとは言いながら、今後の生活を監督することを約束してくれています。私の勤める会社はベンチャー企業で社員が少ないのですが、社長は「余人では代えがたいから、執行猶予で済むなら雇い続けます」と言ってくれています。