よくある刑事弁護士への相談の例
横浜駅で友人と起こした傷害事件を示談で解決したい。
息子が友人と喧嘩をして相手に怪我を負わせた傷害罪の容疑で逮捕されてしまいました。息子は現在大学3年生です。
2日前の日曜日、所属しているサッカー部の試合があり静岡県まで遠征に行っていました。その帰りに、友人4人で何か食べて帰ろうという話になり、横浜駅改札前でどこに行こうかを話していた時に、息子の隣にいた子が「そういえばこの間、お前の悪口が送られてきたぜ。」と息子の悪口が書かれた画面を見せたようなのです。その悪口を送ってきた友人もその場にいたので、腹を立てた息子は友人を問い詰めたそうなのですが、その時に友人は「そんなことしてないよ。」と嘘をつきました。
すると、息子は「ログが残ってるのにトボケても無駄なんだよ。」と怒り出し、一方的に相手をなぐりつけたのです。他の子たちがなんとか息子を止めた時には友人は数発殴られていて、顔から血を流していました。その子は救急車で病院に運ばれ、息子は騒ぎに駆け付けた警察官によって戸部警察署に連れて行かれました。
どうやら相手は鼻骨や頬の骨を骨折していて、全治2か月の怪我をしてしまったそうです。被害者のご両親は怒り心頭で被害届を警察に出されたようです。
この後息子はどうなってしまうのか不安でたまりません。
怪我をさせてしまったことは事実ですので、精いっぱいの償いはさせてもらいたいと思っていますが、具体的に謝罪と賠償をどのようにしたらいいのかなどアドバイスいただけないでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
刑事弁護士からの一行回答
本件の場合、ご子息と相手方は学校の知り合い同士ということなので、謝罪と賠償はまず自分たちで進めてみるのがよいと思われます。
もし「自分たちで進めるのが不安だ」「謝罪と賠償だけでなく刑事事件も含めて解決したい」「相手が話に応じてくれない」「今後の警察対応もお願いしたい」という事情がある場合は、刑事弁護士を立てて示談交渉を進めることをお勧めします。刑事弁護士であれば、当人同士で話し合うよりも、冷静の話を進めることができます。
また、刑事弁護士であれば、個別具体的な傷害事件における示談の落とし所も把握しており、円滑・円満な解決が期待できます。示談がまとまった後、警察にご子息に有利な資料を提出するなど、刑事事件の穏便な解決に向けた活動も行うことができます。
もし自分たちで示談交渉を進める場合は、示談書の作成などの作業を忘れないように注意してください。