よくある刑事弁護士への相談の例
高田馬場駅で通行人と喧嘩になり傷害を追わせた。
息子が高田馬場駅で喧嘩をして、相手に怪我をさせ、逮捕されてしまいました。今は、戸塚警察署にいるようです。
息子は高校3年生で、早稲田大学が第一志望です。昨日から1泊2日の予定で、同級生のK君と一緒に、早稲田大学のオープンキャンパスに行っていました。先ほど、K君から電話があり、息子が高田馬場駅で喧嘩をして、警察に逮捕されたと聞きました。相手は、若い男性だそうです。
息子達は、昨日の昼頃に長崎の自宅を出て、飛行機で東京に向かいました。ホテルで1泊して、今日の朝からオープンキャンパスに参加して、夕方の飛行機で帰ってくる予定でした。K君の話では、オープンキャンパスの後、息子は高田馬場駅のコインロッカーに入れておいた荷物を出している間、K君はトイレに行ったそうです。
K君がトイレから戻ってきたら、息子が20歳くらいの男性と口論をしており、カッとなった息子が相手を殴ってしまったそうです。駅員が止めに来て、一端は駅員室に連れて行かれましたが、その後、警察が来て、息子と相手の男性を警察に連れて行ったそうです。
K君は、警察まで息子に付き添い、そこから私と自分の両親に連絡をくれました。K君は、相手の男性が息子に対して何か言って、息子がついカッとなったようだと言っていましたが、トイレに行っていたので、喧嘩の理由はよく分からないそうです。
相手の男性は、警察で応急処置を受け、その後、病院に行ったようです。ロビーで座っていたK君に対し、「絶対に許さないからな。あいつにそう言っておけ」と言ったそうです。相手の怪我の程度はよく分かりませんが、口の端が切れて血が出ていたようです。
明日、私と主人とK君のお母さんと3人で、東京に向かいます。弁護士に同行してもらえますか?また、息子は来年受験を控えているので、重い処罰を受けることになったら、とても困ります。何とか穏便に解決できませんか?
刑事弁護士からの一行回答
警察沙汰になった傷害事件を一番穏便に解決する方法は、被害者と示談を締結することです。被害者と示談が成立したことは、その後の刑事手続きで、ご子息にとって有利に働きます。ご子息はまだ高校3年生ということなので、警察署で取調べを受けた後は、日をおいて、少年審判が開かれる可能性があります。
この点、刑事弁護士を選任すれば、憤慨している相手方とも、スムーズに示談の話し合いを進めることができます。少年事件の場合は、両親が少年をバックアップして、被害者に十分な謝罪と賠償を尽くしていくことは、その後の判断でも「しっかりとした家庭環境だ。」ということで、少年に有利に考慮されます。
また、私たちの弁護士事務所であれば、警察署まで一緒に、弁護士が同行することができます。警察沙汰になった傷害事件は、民事事件ではなく、刑事事件なので、刑事事件に強い弁護士を選任して対応していくことが大切です。