よくある刑事弁護士への相談の例
西船橋駅で他の乗客と口論になり傷害を追わせた。
今朝、通勤途中に、西船橋駅で、痴漢と間違われて口論になり、相手に怪我をさせてしまいました。
私は通勤で京葉線を利用しています。今朝、いつものように電車に乗っていたら、私のななめ前に立っていた小柄な女性が小さな声で「やめてください」と言いました。「どうしたのかな」と思いましたが、自分には関係ないと思っていました。
私が西船橋駅で下車したら、女性が追いかけてきて、「さっき、痴漢したでしょ」と言われました。私はビックリして「違います」と否定しました。事実、私は痴漢などしていません。私は右手でつり革を持ち、左手にはカバンを持っていましたので、痴漢など出来るはずもありません。私はそのことを説明しましたが、女性は全く聞く耳を持たず、「あなたじゃなきゃ、誰がしたの!」と言い、泣き出してしまいました。
私は途方にくれましたが、会社に遅刻してしまうと思い、また、周りの人の目も気になったので、「私は痴漢などしていません。人違いです」と言って、立ち去ろうとしました。しかし、私と女性のやりとりを見ていた若い男性が、「あんた、さっきの電車で、この女性の後ろに立っていただろう。痴漢が言い訳をするな。駅員室に行くぞ」と言いだしました。
私は男性を無視して、近くの階段を昇りかけたところで、男性が追いかけてきて、私の腕を掴んだので、振り払ったら、男性がバランスを崩して、階段から落ちてしまいました。私は、パニックになり、思わずその場から逃げてしまいました。
しかし、「男性は怪我をしていないだろうか」「私は逮捕されてしまうのだろうか」「自首した方がいいのではないか」「痴漢は冤罪だけど、もしかして、それも私がやったことになってしまうのでは?」とだんだん不安になってきました。
もし、自首することになったら、弁護士に同行してもらうことはできますか?どうしたらよいのか、すぐにでも弁護士に相談したいです。
刑事弁護士からの一行回答
私たちに刑事弁護を依頼すれば、ご依頼者は担当の刑事弁護士と一緒に警察署に出頭することができます。また、出頭に先立ち、同じような事件を数多く取り扱った刑事弁護士から、直接、色々なアドバイスを受けることができます。
もし、刑事弁護士とよく相談してみたら、実際には、特に出頭を要しない傷害トラブルかもしれません。警察署への出頭の必要性は、一つ一つの事件ごとに、事情をよく聞いて確認しなければ分かりません。
また、警察署への出頭には、メリットとデメリットの両方があります。出頭を決めるにしても、まずはご自身が置かれている状況を正しく把握し、出頭のメリットとデメリットを理解した上で、決断をするべきです。
その他、刑事弁護士との個別相談では、「傷害事件で自首した後はどうなる?」「傷害事件で出頭した後の流れは?」「傷害事件で後日逮捕されることはある?」「傷害事件で通常逮捕されるのはどのような場合?」といった悩みを解消することができます。