よくある刑事弁護士への相談の例
有楽町駅で酔っ払って喧嘩になり傷害を追わせた。
先週、有楽町駅のホームで喧嘩をして、相手に怪我をさせてしまったようです。その件で、相談したいことがあります。
実は、昨日は、散々飲んで、ベロンベロンに酔っ払っていたので、まったく記憶がないのです。なぜ有楽町にいたのか、なぜケンカしたのか、ぜんぜん覚えていません。ただ、自分の顔とか、体にあざとか怪我とかがあるので、喧嘩したことは分かります。
昨日は、友人が結婚したお祝いで、久しぶりに昔の仲間と新宿で集まって、飲んだり、カラオケしたりしました。3軒か4軒くらい、はしごしたと思いますが、あまり覚えていません。
翌日、目が覚めたら、警察に居たので、とても驚きました。刑事さんが言うには、私は有楽町駅のホームで、喧嘩をして、相手に怪我をさせたそうです。私も怪我をしていますが、相手の方が怪我の程度が重くて、額の髪の生え際の当たりを数針縫うような怪我だったようです。
刑事さんには、相手に「申し訳なかった。治療費は払う」と伝えてほしいとお願いし、正直に、酔っていて何も覚えていないと話しました。そして、逃亡しない、証拠隠滅をしないと約束する書類を書きました。
夕方には、妻に迎えに来てもらい、帰宅することができました。帰宅した後、友人に連絡をとって、昨日のことを聞きましたが、「午前2時頃に新宿駅で別れたから、その後のことは知らない」と言って、喧嘩をして相手に怪我をさせたことを話したら、心配して「親とか、弁護士に相談した方がいいんじゃないか」と言われました。
妻は、妊娠8か月で、再来月に二人目の子が生まれる予定です。長男はまだ2歳です。
妻と子供達の為に、大事にしたくありません。なんとか、穏便に解決する方法はないでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
刑事弁護士に弁護活動を依頼すれば、相手にけがを負わせてしまった今回の傷害トラブルのようなケースでも、穏便に事件を解決することができます。
今回のご相談者による、相手に「額の髪の生え際の当たりを数針縫うような怪我」を負わせた行為には、傷害罪が成立します。酒に酔っていて覚えていないということですが、現在、ご相談者は、傷害罪の被疑者という立場にあります。今後は、事件が検察庁に書類送検されて、捜査の上、刑事処分が決められることになります。
この点、「なんとか穏便に事件を解決したい」というのであれば、刑事弁護士を立てて、相手方と示談を進めるのがベストです。示談が成立すれば、不起訴処分を得られる可能性がぐっと高まります。不起訴処分になれば、ご相談者に前科は付きません。
より詳しく自身の事件について聞きたい場合は、私たちが主催する刑事弁護士との法律相談まで、ご来所ください。担当の刑事弁護士から、傷害トラブルに関する今後の対応などについて、詳しい話を聞くことができます。