よくある刑事弁護士への相談の例
児童買春の容疑で戸部警察署に逮捕された。
昨日の朝、戸部警察署の刑事が自宅に来て、息子が児童買春の容疑で逮捕されました。その際、息子と私のパソコン2台と、息子のデジカメやスマートフォン等が押収されました。
その刑事から、息子が15歳の女子中学生を児童買春したと聞き、私は驚いて、息子に「本当にそんなことをしたのか?」と聞いたところ、息子は震えながら「本当だ」と答えましたが、それ以上は聞き出せませんでした。息子は、「ごめん。会社に病気で休むと連絡してほしい」と言うと、素直に刑事さんについて行きました。
私は、知人の弁護士のT先生にお願いして、昨日の夜、息子の面会に行ってもらい、息子から聞いた話を教えてもらいました。
息子は、半年ほど前に、スマートフォンの出会い系サイトで、18歳のAという女子高生と知り合って、援助交際をしたそうです。さらに、このAという女子高生から、援助交際をしている友達を5、6人紹介されて、その内の2人と援助交際をしたそうです。1人はSという18歳の子で、1回だけ援助交際して、もう1人のMという子とは5回以上会って、1回2~3万円で援助交際をしていたようです。
息子は、はじめ、Mという子も18歳だと思っていたようですが、2回目に会った時に、本当は15歳だと分かったようです。しかし、息子はこのMという子が、すごく可愛くて好みだったので、いけないと分かっていても、彼女と会うことを止められなかったそうです。息子は泣きながら「本当にMが好きで、援助交際じゃなくて真剣に付き合いたかった」と言ったそうです。
しかし、その援助交際をしていた女の子達は、売春組織のようなものに所属しており、その組織が摘発されて、顧客名簿から息子が判明したようです。
T先生に、自分は刑事事件には詳しくないので、詳しい弁護士に相談するよう、アドバイスされました。刑事事件に詳しい弁護士なら、事件を解決してくれるのでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
本件のように、児童買春の罪で逮捕された場合は、初犯であっても、余罪の立件次第で、刑事裁判になる可能性があります。刑事裁判になれば、通常、検察官から懲役刑を求刑されることになり、判決で執行猶予が付いたとしても、「児童買春で懲役刑を言い渡された」前科が付くことになります。
この点、刑事弁護士を立てて対応すれば、余罪の点を含めて、ご依頼者に有利になる弁護活動を受けることができます。また、刑事弁護士との法律相談では、「児童買春で逮捕される場合の要件は?」「児童買春で逮捕された後の流れは?」「児童買春で逮捕されても釈放される?」などの疑問を解消することができます。