よくある刑事弁護士への相談の例
天王寺駅での窃盗罪で天王寺署に逮捕された。
中学3年生の息子が、天王寺駅で窃盗をして、天王寺署に逮捕されてしまいました。
担当の刑事さんから聞いた話では、息子は学校の友達のM君と2人で、昨日の夕方7時頃、天王寺駅の切符売り場の近くで窃盗を働いたそうです。息子がおばあさんに近づいて、いきなりジュースをかけ、おばあさんが驚いた隙に、M君がバッグを奪って逃げたということでした。近くにいた人と駅員が気付いて、すぐに息子とM君を追いかけて、2人は捕まったそうです。
最近、天王寺駅の周辺で、同様の手口の事件が数件起きており、これらも息子たちの犯行ではないかと疑われているようです。息子が塾で勉強しているはずの時間に、なぜ天王寺駅にいて、窃盗などしてしまったのか、まったく分かりません。
帰宅した夫と相談して、今日の午前中に、2人とも仕事を休んで、息子の面会に行ってきました。しかし、検察官の取調べで警察署にいないと言われ、会わせてもらえませんでした。
仕方なく、着替えのTシャツとジャージ、下着とタオルなどを差入れして帰って来ました。息子は、軽いぜんそくがあるので、薬も持っていきましたが、「薬は差入れできない」と言われ、受け取ってもらえませんでした。また、刑事さんから「余罪があるから、おそらく勾留されるだろう」とも言われました。
共犯者のM君のお母さんとは知り合いなので、連絡をとって、事件について聞いたところ、M君のご両親も何も知らず、困っているようでした。また、M君のお父さんは、「早く弁護士を付けた方がいい。弁護士ならいつでも面会できるはずだ」と言っているそうです。
なぜ、息子が天王寺駅にいて、窃盗などしてしまったのか?息子は、ぜんそくなのに薬がなくて、辛い思いをしていないか、心配です。
弁護士ならいつでも面会できるそうですが、すぐに息子の面会に行ってもらえますでしょうか?また、学校にも事件の事が知られてしまうでしょうか?
刑事弁護士からの一行回答
ご子息と弁護士との面会を希望するのであれば、私たちの「初回接見」サービスを使うことをお勧めします。私たちの初回接見サービスであれば、刑事専属の弁護士をいつでも警察署の留置場に派遣することができます。
本件の場合は、余罪の対応を含め、弁護士とご子息が面会の上、事件についてしっかりと話し合うことが大切です。関係者が複数名いて余罪がある事件では、裁判所から接見禁止(面会禁止)の処分が下ることがあります。接見禁止の場合でも、弁護士であれば本人と2人きりで面会することができます。
また、弁護士を立てれば、ご依頼者に有利になる各種の弁護活動を受けることができます。
私たちが主催する刑事弁護士との個別相談会では、「逮捕された人と弁護士との面会の条件は?」「窃盗で逮捕された後の流れは?」「窃盗の逮捕と拘留(勾留)の関係は?」などの疑問を解消することができます。