当ページ内で紹介する事件には、2017年7月13日の改正刑法施行前の事件も含みます。
窃盗事件で逮捕されたものの、ALPCの弁護活動により不起訴で事件を終えられたご依頼者の体験談と刑事弁護士の解説です。ご依頼者には、深夜の接見など迅速・親身な対応で最善の結果を実現した点について、高い評価をいただきました。
夜遅くても息子に面会に行ってくれて、親身で素早い対応で良い結果に導いてくれた。
窃盗事件のご依頼者の直筆体験談(No.T25094)
この度はALPCの先生に大変お世話になりました。
今回の件で最初電話が来た時言葉では言い表せないほどショックで何も考えることができませんでした。インターネットでALPCを見つけ、すぐに連絡をしたところ夜遅くできたがその日のうちに息子に面会に行ってくださり、親身に素早い対応をして頂き良い結果に導いて頂き大変感謝をしております。今回泥酔するほどお酒を飲み事件を起こしてしまい被害者の方にご迷惑さらに不快な思いをさせてしまい大変申し訳ない気持ちで一杯です。息子も深く反省し、心機一転前向くに頑張っていけると思います。本当に有難うございました。大変なお仕事ですのでお体気を付けてください。
本件の概要
弊所クライアント(会社員、30代男性、前科なし)が、泥酔した状態で帰宅する途中、他人の家の敷地内に侵入し、干してあった洗濯物を盗んだ疑いで逮捕されたという事案です。
本件の刑事弁護士の活動内容と結果
クライアントが勾留された後、ご家族が弊所に相談にお越しになり、依頼をされました。依頼があったのは夜8時を過ぎていましたが、担当弁護士はそれからすぐに留置場へ赴き、クライアントと接見して事情を聴き取りました。その時点で、既に勾留されてから数日が経過しており、クライアントはこれ以上会社を休むと、事件のことを会社に伝えざるを得なくなることが予想されました。しかし、被害者と示談がまだできていない状況で、このままでは勾留が延長される危険がありました。
そこで、担当弁護士は勾留の満期日にクライアントが釈放されることを目指し、ただちに行動を起こしました。被害者の方と連絡をとり、条件面を調整して示談をまとめ、被害者にクライアントを許してもらうことに成功しました。
そして、担当弁護士は検察官に示談書や嘆願書を添えて意見書を提出し、勾留延長すべきでないことや処罰の必要性がないことを説きました。その結果、クライアントは勾留満期日に釈放され、最終的な処分も不起訴処分となりました。
本件のポイント
仕事に就かれている方が勾留されると、少なくとも勾留満期である10日間は欠勤せざるを得なくなり、大きなダメージとなります。勾留延長までされると、さらに最大10日間も欠勤することになるため、雇用が非常に危うくなってしまいます。そこで、罪を犯したことを認めている事件で勾留されてしまった場合には、10日の間に示談をまとめるなどして、勾留が延長されないようにすることが重要です。
本件事案においては、クライアントの勾留満期日まで一週間を切っていたのに、示談が成立していない状況でした。そこで担当弁護士が迅速に行動した結果、それから一週間の間に示談もまとまり、クライアントは勾留延長されることなく無事に釈放されることができました。