当ページ内で紹介する事件には、2017年7月13日の改正刑法施行前の事件も含みます。
詐欺事件で逮捕されたものの、ALPCの弁護活動により不起訴で事件を終えられたご依頼者の体験談と刑事弁護士の解説です。ご依頼者には、弁護士がこまめな連絡したことでご家族が不安を解消できた点について、高い評価をいただきました。
息子も元気に仕事に戻り頑張っています。本当に有難うございました。
詐欺事件のご依頼者の直筆体験談(No.T23017)
事務所の皆様、及び担当のALPCの先生、本当にありがとうございました。
特に先生にはこれから物事がどうやって進んでいくのか?又それに対しどう対処していったらよいのか?について何度も何度もお伺いし、都度、不在でもあとから必ず連絡をいただき感謝と心強さを感じました。本人も含め、家族一同大変感謝しております。
おかげで息子も又元気に仕事に戻り、将来は専門資格を取るため頑張っています。今後も家族一丸となって皆で新しいスタートを切り開いていく“決意を持って”日々を送っていく所存です。本当にありがとうございました!
本件の概要
弊所クライアント(会社員、20代男性、前科なし)が、勤務先の会社に対して、契約が取れたと嘘の申告をして褒賞金を騙し取ったという容疑で逮捕された事案です。
本件の刑事弁護士の活動内容と結果
勤務先の社長が詐欺の被害届を出し、厳しい処罰を望んでいたので、このままでは起訴されて懲役になることが見込まれました。弊所のお近くにお住いのご家族が相談にお越しになり、事件を依頼されました。
クライアント本人は、地方の警察署に留め置かれていましたが、担当弁護士は速やかに接見に赴き、クライアントから事情を詳しく聴き取り、1日も早い釈放と不起訴獲得に向けた活動を開始しました。特に重要な活動として、担当弁護士は勤務先の社長と面会し、粘り強く交渉して示談をまとめただけでなく、厳しい処分は望まないという意向をいただくことができました。
そして、担当弁護士から検察官宛てに意見書を提出し、処罰の必要がないことを説きました。その結果、クライアントは不起訴となりました。
本件のポイント
詐欺事件のような財産犯で重要なのは、被害を弁償することと、被害者に謝罪を尽くして処罰感情を和らげていただくことです。本件では、担当弁護士は被害者である勤務先の社長と面談し、そのどちらにも成功しました。さらに、本件では、被害額が詐欺事件の中では比較的少ないという点も見過ごせないポイントでした。担当弁護士は検察官に対し、この点も指摘し、犯行が悪質でないことを説きました。クライアントが不起訴になった背景には、これらのポイントがあったのです。