当ページ内で紹介する事件には、2017年7月13日の改正刑法施行前の事件も含みます。
大麻事件で逮捕されたものの、ALPCの弁護活動により不起訴で事件を終えられたご依頼者の体験談と刑事弁護士の解説です。ご依頼者には、ご家族の不安な気持ちを和らげ不起訴獲得を実現した点について高い評価をいただきました。
息子も不起訴というチャンスを頂きました。貴事務所にお願いしてよかった。
大麻事件のご依頼者の直筆体験談(No.T24124)
このたびは、ALPCの弁護士に大変お世話になり、有難うございました。相談してすぐに対応してくださり、また、親としての話を真剣に聞いてくださり、不安な気持ちを和らげていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
息子も、不起訴というチャンスを頂いたことを肝に銘じ、二度と同じようなことにならない過ごし方を、親の責任として見守り支えていきたいと思います。ALPCにお願いして本当に良かったと思います。心よりお礼申し上げます。本当に有難うございました。
本件の概要
弊所クライアント(自営業、30代男性、同種前科なし)が、駐車場に駐車してある自動車の中に大麻草約4.4グラムを保管して所持したという容疑で逮捕された事案です。自動車に知人を乗せた後、警察官による職務質問を受け、自動車内から袋に入った大麻が発見されたことから、大麻所持罪で現行犯逮捕されたものです。
本件の刑事弁護士の活動内容と結果
クライアントは、捜査機関に対しては黙秘をしていました。この場合、弁護人がクライアントの言い分を捜査機関に対して適切に伝えなければ、捜査機関の思い描くストーリーで有罪の構図が描かれてしまいます。
そこで担当弁護士は、クライアントと接見を重ねて、大麻が入っていた袋はクライアントのものではなく、車内にあったことも知らなかったという事情を丁寧に聴き取りました。そして、検察官に終局処分に関する意見書を提出し、大麻は事前に車に同乗した知人のものであることなどを説き、クライアント自身が大麻を所持したものではないことを理由に、不起訴処分にすべきであると主張しました。その結果、その意見書のとおり、クライアントは不起訴処分となりました。
本件のポイント
クライアントは、逮捕当初は黙秘されていましたが、それでは、客観的証拠から大麻がクライアントのものだと認定されてしまう危険がありました。担当弁護士は、クライアントと接見を重ねて信頼関係を築き、大麻が入っていた袋がクライアントのものではないこと、その袋が車内にあったことも知らなかったという事情を聞き取りました。そして、担当弁護士からの意見書でも大麻は知人のものであることなどを的確に主張し、その結果、不起訴を獲得しました。