当ページ内で紹介する事件には、2017年7月13日の改正刑法施行前の事件も含みます。
強制わいせつ事件で逮捕されたものの、ALPCの弁護活動によりすぐに釈放されたご依頼者の体験談と刑事弁護士の解説です。 ご依頼者には、依頼者の気持ちを考えて迅速な示談交渉を実現した点について、高い評価をいただきました。
私の気持ちを第一に考えて示談を早くまとめてくれました。
強制わいせつ事件のご依頼者の直筆体験談(No.O23025)
今回は本当にありがとうございました。担当して頂いたALPCの先生には勿論のこと、事務所の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。先生が「不起訴になるようたたかうこともできますよ?どうですか?」という言葉は、本当に頼りになりましたし、心強かったです。だけど私の「主人を1日でも早く出したい…それしか今わからないです。」と混乱している私の気持ちを第一に考えて下さり、示談を早くまとめて下さいました。これが“情に厚いALPCの先生なんだ”と思いました。
今回の事、一生忘れません。本当にありがとうございました。
本件の概要
弊所クライアント(会社員、20代男性、同種前科なし)が、深夜に職場から帰宅する途中、大阪府の路上において、徒歩で通行中の女性の胸に触ったという強制わいせつの容疑で、パトロール中の警察官に逮捕されたという事案です。
本件の刑事弁護士の活動内容と結果
ご家族が弊所へご相談にお越しになった時、クライアントはすでに勾留されていました。クライアントには国選弁護人が付いていましたが、ご家族は弁護人とのコミュニケーションや行動の迅速さを重視して、弊所の弁護士に弁護人を切り替えることを希望され、依頼されました。
本件のような強制わいせつの自白事件の場合、告訴が取り消されない限り、起訴されることは避けられません。そこで担当弁護士は、受任後すぐに行動を起こし、相手側と連絡をとり、示談交渉のスケジュールを合わせ、交渉場所へ出向いて交渉をまとめるなどして示談を成立させました。また、相手側にクライアントを許してもらっただけでなく、告訴も取り消してもらうことができました。受任から示談の成立・告訴取り消しまでわずか3日間という迅速さでした。その上で、担当弁護士は告訴取消書を検察官に提出し、クライアントはその日のうちに釈放されました。
そして、担当弁護士の活動により、最終的な処分も不起訴となりました。これも、受任から2週間以内に処分が出されるという速さでした。
こうして、クライアントは依頼から3日後に釈放、2週間以内に不起訴となり、もとの生活にも速やかに戻ることができました。
本件のポイント
強制わいせつ罪は親告罪なので、告訴が取り消されれば事件は不起訴となり、釈放されます。そこで、強制わいせつ事件で重要になるのは、示談をして告訴を取り消してもらうまでのスピードです。早ければ早いだけ、クライアントは元どおりの日常生活に戻りやすくなります。
本件事案では、クライアントとご家族は、事件を争って長期化することよりも、早く元どおりの生活に戻ることを希望されていました。そこで、担当弁護士は事件解決までのスピードを重視し、速やかに相手側と示談交渉をまとめて、告訴を取り消してもらうことに成功しました。その結果、クライアントは速やかに釈放され、元どおりの生活に戻ることができました。